【大阪メトロ】路線ごとの混雑率ランキング! 理由も調査

大阪メトロの地下鉄各線の混雑率

大阪メトロ(Osaka Metro)の各路線の混雑率をランキング形式に一覧にまとめてみた。それぞれの背景にある理由も合わせて調査した。

朝ラッシュになるとすし詰めになるほどの超満員電車になるところもあれば、空間に余裕があって比較的空いている路線もある。同じ大阪市内を走る地下鉄でも、輸送人員はまったく異なる。

全体的には、東京の地下鉄(東京メトロ・都営地下鉄の各線)と比べれば空いているのは確か。人口規模が少ないことが影響している。それでも全国2位に君臨することには変わりない。


大阪メトロの混雑率ランキング

順位 路線名  区間 混雑率
1 御堂筋線 梅田→淀屋橋 147%
2 中央線 森ノ宮→谷町四丁目 141%
3 長堀鶴見緑地線 蒲生四丁目→京橋 130%
4 谷町線 谷町九丁目→谷町六丁目 111%
5 四つ橋線 難波→四ツ橋 109%
6 千日前線 鶴橋→谷町九丁目 108%
7 堺筋線 日本橋→長堀橋 107%
8 今里筋線 鴫野→緑橋 80%

参照:【関西編】大阪都市圏の鉄道路線の混雑率をランキング化!

大阪メトロの地下鉄各線の混雑率の最大値はこのようになる。2017年の国土交通省が公表した統計データによる。

トップは誰もが予想する通り御堂筋線が入る。一方の最下位にはJ唯一全線に渡ってR大阪環状線の外側を走る今里筋線が入る。

朝ラッシュの時間帯は通勤客が1日の中で最も集中する時間帯だが、大阪地下鉄でもこのくらいの差がある。

御堂筋線

御堂筋線の混み具合

御堂筋線は大阪メトロの代表的な路線である。混雑率は毎年140~150%で推移している。ほぼ毎回近畿地方の鉄道路線では第1位に入っている。

大阪市の北の玄関口であるJR大阪駅と隣接する梅田駅を発車する電車が最も混んでいる。発車直前になると積み残し(ホーム上にいる全員が乗り切れない現象)が発生する。

ドア付近では体は他の人と触れなくても、荷物があれば確実に触れ合う程度にはなる。車内奥でも決して空間に余裕があるとは言い難いレベルである。

さらに、難波駅を発車する北行の電車もほぼ同じくらいの混雑率に達する。同じく140%以上にはなる。

朝夕の通勤ラッシュだけでなく、梅田~難波間の御堂筋線は1日を通して混んでいる。大阪の中核路線という性質が強く、飛びぬけて輸送人員が多い。

>>御堂筋線の朝ラッシュの混雑状況を時間帯・区間ごとに調査!

中央線

大阪地下鉄中央線の朝ラッシュの混雑

朝ラッシュの地下鉄中央線出典:www.youtube.com/watch?v=vOQ8ebtS0sA

中央線は大阪市内を東西に結ぶ路線である。地下鉄としては東大阪市の長田駅から臨海部で住之江区のコスモスクエア駅までの区間であるが、東側は長田駅からそのまま近鉄けいはんな線に入る。

ほぼすべての電車は近鉄けいはんな線と相互直通運転を実施していて、奈良県の生駒駅を経由して、学研奈良登美ヶ丘駅まで乗り入れている。

中央線・けいはんな線は一体的に運転されている。

朝ラッシュの時間帯では奈良方面の郊外から大阪市中心部までのアクセス手段という性質になる。市内交通よりもJR・私鉄のような傾向になる。

混雑もそんな背景から森ノ宮→谷町四丁目までが最混雑区間に名を上げている。御堂筋線と同じく、ドア付近ではやや圧迫感を感じる。車内奥でも余裕がないほどのレベルだろう。

>>大阪地下鉄中央線の朝と夕方のラッシュ混雑レベルとは!?

>>近鉄けいはんな線の混雑状況とは? 朝でも乗車率は100%以下

長堀鶴見緑地線

長堀鶴見緑地線

長堀鶴見緑地線は大正~門真南を走る地下鉄で、開業したのが1990年ということもあって比較的新しい路線になる。

最混雑区間は蒲生四丁目駅→京橋駅である。JR大阪環状線との接続駅である京橋駅から東側は郊外型路線の性質が大きい。

沿線の住民が大阪市内へ通勤通学で使う人が朝は殺到する。最初に大量の降車客が出るのが京橋駅で、そこまでは大正方面へ向かう電車はひたすら乗ってくる一方。

混雑率も130%ということで、御堂筋線などよりは緩やかであるものの、ドア付近だとやや圧迫感を感じる程度になる。

長堀鶴見緑地線は年々利用者数が増加する傾向にある。将来的には超満員電車となって、近畿地区でも混雑が激しい路線として社会的な問題になる可能性は否定できない。

>>長堀鶴見緑地線の混雑状況! 朝・夕方のラッシュの時間帯を調査

谷町線

谷町線

谷町線は大日~八尾南を走る地下鉄。大日→東梅田、八尾南→天王寺までの区間はそれぞれ郊外から大阪市中心部へのアクセス手段(郊外型路線)という性質になる。

ただ、混雑が最も激しいのは谷町九丁目→谷町六丁目の区間である。市内エリアでピークを迎える点で、中央線や長堀鶴見緑地線のような路線とは違う。

谷町九丁目駅は近鉄大阪上本町駅と接続する駅になっている。近鉄奈良線・大阪線からの乗り換え客が殺到しやすいこともあって、ここで谷町線の電車に人が殺到する。

混雑率は111%でそれほど激しい混み具合にはならない。近畿地区でも比較的緩やかな路線でもある。

ドア付近に立っていても他の人と接することは平常運行の時なら起きにくい。車内奥でも空間には若干余裕が見られる。

>>谷町線の混雑状況とは!? 通勤ラッシュの朝と夕方の乗車率は120%?

四つ橋線

四つ橋線は特に西梅田~大国町では御堂筋線のバイパス路線という性質を担っている。御堂筋線の混雑はあまりにもひどいため建設された。

混雑率は109%で該当区間も難波→四ツ橋である。御堂筋線よりも空いているのがデータからわかる。

理由としては、西梅田駅・難波駅の四つ橋線のホームの位置がJR・私鉄各線の駅から御堂筋線よりも遠く離れていることが挙げられる。

中でも西梅田駅は、御堂筋線の梅田駅とは駅名が違うほど離れている。阪神本線からの乗り換えには便利だが、JR大阪駅、阪急梅田駅からは距離が長く不便。

通勤ラッシュの時間帯でも四つ橋線より御堂筋線を選ぶ人が多いが、このような理由がある。

>>四つ橋線の混雑状況を時間帯・区間ごとに調査!

千日前線

千日前線はほぼ全線に渡って近鉄難波線(奈良線)・阪神なんば線と並行して走っている。競合路線の存在もあって、大阪の地下鉄の中では空いている。

最混雑区間は鶴橋→谷町九丁目。鶴橋駅では大阪上本町駅が終点の近鉄大阪線からの乗り換え客が殺到しやすいため、ここが最も混む区間に入っている理由だと考えられる。

なんば~野田阪神は阪神なんば線と並行して走る一方、途中の駅周辺も特に主要なスポットではない。需要があまりないエリアのため、朝ラッシュでも空いている。

対照的に、阪神本線の三宮方面からの直通列車が豊富に走っている阪神なんば線は混雑が激しい。優等列車の運転もあって、朝は千日前線とは違って満員電車になっている。

>>地下鉄千日前線の混雑のレベルとは!? 朝と夕方の通勤ラッシュ

堺筋線

堺筋線は御堂筋線や四つ橋線と同じように大阪市内を南北に結ぶ路線である。

最混雑区間は日本橋→長堀橋で混雑率は107%という数値が公表されている。大阪の地下鉄でも空いている。

理由としては、難波地区や梅田地区のような大阪市の代表的なエリアには直接繋がっていない点が最も有力だろう。

天神橋筋六丁目駅から北側は阪急千里線へ乗り入れ、淡路駅では阪急京都線へ乗り入れる便もある。

朝は阪急京都線・千里線からの乗客がそのまま堺筋線を使う人が結構多い。それでも、大部分は梅田方面へ向かうこともあって、堺筋線の混雑は緩やかである。

天下茶屋側も南海本線・高野線からの乗り換え客がいるものの、大部分は難波駅方面へ向かう。堺筋線を利用する人は一部で少数派になる。

>>地下鉄堺筋線の混雑状況を調査! 朝夕のラッシュは乗車率110%!?

今里筋線

利用者数が少ない今里筋線

今里筋線は大阪メトロの路線では唯一JR大阪環状線の外側だけを走る。沿線に繫華街はなく、ただ郊外を走るのみという性質が大きい。

梅田・難波などへ乗り入れないため、大阪地下鉄の中では最も利用者数が少ない。経営状況も単独では大幅な赤字である。

朝ラッシュでも混雑率は80%にとどまっている。吊革や手すりが全部埋まらないレベルで、立っている人よりも座っている人の方が多い区間がほとんどになる。

延伸構想もあるが、今里筋線の利用者数が増加する見込みは今のところまったくない。通勤ラッシュとは無関係な路線といってもよいかもしれない。

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