西濃運輸で時間指定を行ってもそれに間に合わずに届かない時は少なくない。配達が遅れる可能性があり、希望通りに来ないことも結構ある。その確率はどれくらいになるのか。
路線便という輸送サービスに分類されるため、普通の人が想像する宅配便とはまた違う。法人向けの企業間物流が中心で個人向けは自転車便などの少数にとどまっている。
ただ、所要日数はそれほど正確ではない。ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便などと比べると遅れやすい傾向にある。当然ながら、その分評判も若干だが下がる。
遅延率は10%程度か?
西濃運輸での荷物の遅延率はおよそ5~10%程度になるのではないかと考える。通常期であれば比較的日付・時間指定の通りに届くことがほとんどである。
時期 | 遅れる確率 | 時期 |
---|---|---|
繁忙期 | 10-20%程度 | 3月・7月・12月 |
通常期 | 5%程度 | それ以外 |
しかし、繁忙期になるとその確率はかなり上がる。3月・8月・12月は取り扱う貨物量が多くなることから、全体的に輸送力が停滞する。
例えば、翌日午前中の配達が可能なエリアで送ったとする。通常であれば発送日の次の日には届くが、繁忙期になると翌日の午後にずれ込んだり、翌々日になってしまったりする。
これらの繁忙期では他社でも遅れる可能性は高くなる。しかし、西濃運輸では複数小口の荷物やパレットをはじめとする大型の荷物が多いことからさらに遅れる可能性が高まる。
なお、時間指定なしでもそれが入っている場合と比べても基本的にはあまり差はない。送り状のお届け希望日や時間帯に丸印がない場合でも、所要日数には影響が出にくい。
つまり、時間指定を行っても配達が他の荷物に優先されるということはないと考えられる。
パレット物はさらに遅れる
ミカン箱のような段ボール箱の場合は繁忙期でも遅れる可能性はそれほど大きくはならない。一方で大型の荷物になると後回しにされやすくなる。
リードタイム通りには届かない可能性がますます高くなる。配達量が集中する午前中には届かず、午後になる事例は半数程度にまで膨らむこともしばしばだ。
特にパレットのような大きな荷物が大量的である。トラックに積み込むにも1枚だけで広いスペースを占領してしまう。輸送効率が高い段ボール箱の方が優先されやすい。
日付・時間指定に間に合わない要因として、配達担当の小型のトラックに乗らない場合と発送店や中継地にて積み残しが発生する「発送残荷」の2パターンがある。
繁忙期では特に「発送残荷」が発生しやすい。パレット物などは特にこれの対象になりやすい。
指定された日に届かなかったからといって、配達担当の支店・営業所へ行っても荷物が到着していない可能性も大いに考えられる。
>>西濃運輸の営業所に電話をかけても出ない!? 繋がらない事情とは?
ところで、西濃運輸の営業所に輸送状況に関する問い合わせのために電話をかけても出ない可能性が考えられる。
繁忙期になれば似たような目的で電話をかける利用者が自然と多くなる。遅れが多い時期になれば、混線のため繋がらないことも予想はされる。
他の運送会社と比べると
西濃運輸の定時配達の事情は他の運送会社と比べるとどうなのか。所要日数を気にする人だと、ここが気になるポイントとなるだろう。
路線便が中心の運送会社としては、西濃運輸のほかに福山通運・第一貨物・トナミ運輸・日本通運などがある。(つまりヤマト・佐川・日本郵便以外の運送会社)
これらと比較とする西濃運輸は日付・時間は比較的正確である。通常期でも路線便では定時配達される印象が強い。
一方で急便会社であるヤマト運輸や佐川急便、郵便小包のゆうパック(日本郵便)と比べると正確さには負ける。
参考:【運送会社別】宅配便の配達が時間指定に来ない確率を比較