アステラス製薬の平均年収は約1,000万円。ここ最近では、2019年度は1,089万円、2018年度は1,072万円、2017年度は1,080万円。
ボーナスは約8ヶ月分が支給、業界の中でも大幅に高い水準。ただし、業績および個人評価によって変動し、基本的に会社全体の収益状況と上司の評価で支給額が決定。
製薬会社の中でも特に給料は高い方。世間一般の企業の中でも高く、総合商社などの特定の業界に匹敵するほど。
公式の平均年収は1,091万円
| 年度 | 平均年収 |
|---|---|
| 2019年 | 10,889,397円 |
| 2018年 | 10,717,316円 |
| 2017年 | 10,794,488円 |
| 2016年 | 10,730,864円 |
| 2015年 | 10,687,433円 |
| 2014年 | 10,558,567円 |
| 2013年 | 10,359,463円 |
アステラス製薬の正社員・臨時従業員の平均年収は「有価証券報告書」にて公表されていて、2019年度では1,089万円という金額が出ている。
過去7年間ではいずれも1,000～1,100万円で推移。傾向としては7年間は若干上昇傾向。
これには基本給・賞与・各種手当（役職手当、通勤費、住宅手当、MR手当）などすべてが含まれている。
職種の違いはなく、M&D職、製薬技術研究職、MR職、MSL職いずれも含まれる。
ボーナスは約8ヶ月分
アステラス製薬の賞与は年間8ヶ月分
アステラス製薬のボーナスは年間で約8ヶ月分が支給された（2019年度）。
機械製品の製造業のように「〇ヶ月分」に完全固定されているわけではなく、個人評価によって変動する。前年度の評価によって変化。
さらに、業績連動型でもあるため、その年度の会社の売上高などにも影響される。全体的には概ね8ヶ月分前後に収まる。
具体的に言うと、基本給をベースにした賞与と成果をベースにした賞与の二段方式となっている。入社間もない若手社員の場合は、どちらかと言うと業績給にウエイトが置かれる。成果の有無を問わず個人差は少ない。
勤続年数が上がってグレードがあがると比率が変わり、成果に応じた個人差は拡大。管理職となるとさらに半分以上は成果による賞与となる。部長クラスになると成果100％となる模様。
他の大手製薬会社と比較すると特に大幅に高いわけではないが、低いわけでもない。一方、全業界の中ではかなり高い方。
賞与面で不満の声は少なく、世間一般では「勝ち組」と言えるほどの基準が支給。
勤続年数ごとの年収
アステラス製薬の勤続年数ごとの年収の目安は下記の通り。
- 新卒採用3年目：500万円
- 5年目：650万円
- 7年目：750万円
- 10年目：800万円
- 15年目：900万円
- 20年目：1,000万円
総合職の社員の場合、勤続年数別の年収ベースの金額はこのような感じになる。
以前は「年功序列」の傾向が定着していたものの、近年は徐々に実力主義へと移行しつつある。
定期昇給は年1回、10月に実施。新卒入社から課長まで7段階のグレードがある。同一グレードのままでも定期昇給はあるが、グレードが高ければその分昇給幅が大きい。
年齢ごとの年収の目安
アステラス製薬の年齢ごとの目安は下記の通り。
| 年齢 | 年収 | 月収（基本給） | 賞与 |
|---|---|---|---|
| 20-24歳 | 400-450万円 | 25-30万円 | 75-95万円 |
| 25-29歳 | 450-600万円 | 30-40万円 | 100-120万円 |
| 30-34歳 | 600-900万円 | 40-55万円 | 150-200万円 |
| 35-39歳 | 700-1,000万円 | 45-55万円 | 150-200万円 |
| 40-44歳 | 700-1,200万円 | 45-60万円 | 200-250万円 |
| 45-49歳 | 900-1,500万円 | 55-80万円 | 200-300万円 |
| 50-54歳 | 900-1,500万円 | 55-80万円 | 200-300万円 |
| 55-59歳 | 900-1,200万円 | 50-70万円 | 150-200万円 |
20代は400～600万円、30代は600～1,000万円、40代及び50代は700～1,500万円になるだろう。
アステラス製薬ではM&D職、製薬技術研究職、MR職、MSL職がある。
年収1,000万円以上に達するのはいずれも共通。どれかの職種が高い・低いとなっているわけではない。
ただし、実際のところは、下記の職種はほとんどが院卒。
- M＆D（開発職・信頼性保証職）職
- 製薬技術研究職
- エンジニアリング職
- MSL（メディカルサイエンスリエゾン）職
いずれも理系の学部学科を出た人を対象としていることもあって、入社人員のほとんどは修士了以上。
学部卒が主流なのは文系が中心のMRに限られる。最終学歴で基本給は異なるため、相対的に平均給料が低いのはMRとなるだろう。
最終学歴（大卒・院卒）ごとの年収の差
アステラス製薬の最終学歴ごとの平均年収は、院卒では博士了が1,200万円、修士了が1,000万円、大卒（学部卒）が900万円と推定。
最終学歴だけで初任給が大きく異なる。賞与も基本給を基に計算されるため、院卒・大卒では差が出る。
もちろん、職種（研究職か技術職かMRかMSLか）や配属された部署などの違いによっても給料の差は多少出る。
次に初任給について。入社直後の基本給は最終学歴によって差が見られる。
アステラス製薬の初任給
- 博士了：288,000円
- 修士了：254,000円
- 大学卒 230,000円
出典：マイナビ2021「アステラス製薬（株）」
初任給に限ってみれば、アステラス製薬は一般的な企業と大差ないものの、院卒（博士了）だけは例外。かなり高い金額で、30万円近くとかなり高い金額。
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| 業種 | 会社名 |
|---|---|
| 金融系 | 野村総合研究所、三菱総合研究所、みずほ総合研究所、日本総研、大和総研、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、みずほ情報総研 |
| 情報通信系 | NTTデータ経営研究所 |
| メーカー系 | 富士通総研、日立コンサルティング |
| 信用調査 | 帝国データバンク、東京商工リサーチ |
上記ではコンサルティング、シンクタンク各社の平均年収および給料体系について解説。