コストコが姫路市周辺への出店計画の全容! 実現性を考察

コストコ

コストコの姫路市周辺(兵庫県内3店舗目)の出店計画に関しては、2020年4月現在では具体化されていない。

とはいえ、出店条件は満たしている。半径10km以内に人口50万人以上ことが前提だが、姫路市だけでこの条件は十分に満たす。

地元自治体や地権者との協議の結果が実現を左右させる。


コストコ出店条件を概ね満たす

コストコ出店条件 姫路都市圏 姫路市(単独)
半径10km=人口50万人以上 人口=73万人 人口=53万人
車のアクセスの良い物件 クリア クリア
敷地面積=10,000坪以上 要検証 要検証

>>【地区別】全国のコストコの出店計画の一覧! 候補地を調査

姫路都市圏の範囲

  • 姫路市
  • 太子町
  • 福崎町
  • たつの市
  • 市川町
  • 神河町

まず、姫路都市圏は人口規模や交通アクセスの面では特に問題はない。

さらに、人口規模も半径10km圏内の人口は概ね50万人程度にはなる。

交通アクセスは良好

瀬戸中央自動車道

山陽自動車道や国道2号線姫路バイパス、播但連絡道路などが通り、道路網に関しても特に問題はない。

車での交通アクセスが良いところに立地できるのは可能。

人口規模も半径10キロ圏内50万人突破

大都市の人口

人口規模は都市圏を全域合わせても73万人程度。

姫路市単独で53万人。隣接する加古川市を入れると、これも単独で26万人。

近隣には高砂市、小野市、たつの市といったある程度人口規模のある市町村もある。

コストコの潜在的な顧客であり、概ね商売が成り立つ規模に入る。

地元自治体の誘致も必要

地元自治体のコストコ誘致

コストコの出店には地元自治体の積極的な誘致活動も必須。

尼崎倉庫店や和泉倉庫店のような大都市では、コストコ側の強力な押しによって出店が実現した。

神戸倉庫店も地元自治体の斡旋よりも、地権者との単独合意の方が出店実現ができた理由ではある。

しかし、そうではなく、コストコ出店そのものに反対する地域もある。

地元経済や雇用推進の面から地元自治体が積極的にコストコの出店を後押しするところがある一方、既存の商業施設にダメージが下るとか、周辺道路が大渋滞になるという理由で反対するところもある。

姫都市周辺ではまだ表立っていずれの動きはないが、出店実現を左右する事情になるのは確か。

広大な土地で難点

コストコ出店に必要な土地

姫路市周辺への出店で1つ大きな問題がある。それは広大な土地という条件。

敷地面積は10,000坪以上というのが出店条件であるが、すでに市街化が進んでいる姫路市全域ではこの点が問題。

駐車場に広大な土地が必要になるが、基本的にコストコは高速道路のインターチェンジ近く、あるいは高速道路に近いバイパス道路(信号機がなく立体交差化されている道路)の近くに出店されるため、ここが難点。

山陽自動車道、国道2号線姫路バイパスの沿線にはコストコができるほどの余裕がない。

残りは播但連絡道路の沿線になるが、今度は東西方向からのアクセスが悪くなることもあって、可能性はそう高くはない。

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駐車場について コストコの駐車場の有料/無料は各店舗で異なります

上記ではコストコの出店計画から時間帯ごとの混み具合などの事情について解説。