コストコの栃木県内の出店計画は白紙! なぜ1店舗もないのか?

コストコの栃木県内への出店計画

コストコは未だに栃木県には1店舗も出店していない。かつては鹿沼市にお店を建設して開業させる予定があった。

具体的に言うと、2010年ごろに東北自動車道の鹿沼インターチェンジ付近にコストコを出店させる計画が存在し、実際に土地の買収交渉まで行われた。

しかし、その後は白紙となった。今でも栃木県内へのコストコの出店計画はない。




栃木県内にコストコが出店できなかった理由

栃木県内にコストコの出店計画が2010年ごろには存在していたにもかかわらず、その後消えてしまったが、その理由は以下の3つになる。

理由 詳細
土地買収の交渉が難航 買取価格や面積で地権者とコストコ側との折り合いがつかなかった
自治体の協力が欠如 富山・山形とは違って自治体の積極的な誘致が行われていない
大規模な用地に乏しい 他に代替地が見つからなかった

人口が少ないという意見もあるが、そもそも鹿沼市は宇都宮都市圏に位置する。群馬県の前橋や茨城県のつくばと同じかそれ以上といえるレベルになる。

マーケットの規模が理由とは考えにくい。

土地買取の交渉が難航

コストコの倉庫店の建設には広い土地が必要になる。土地の値段が高いとなると、コストコ側の負担は大きくなってしまう。

しかし、予定されていた鹿沼市の地権者から提示された土地の価格が想定していた値段よりも高かったようだ。

値下げ交渉に力を注いだものの、地権者の同意が得られなかった。土地の取得を困難と判断したコストコは出店を断念するしかなかったというわけだ。




自治体の協力が欠如

ここの自治体とは鹿沼市のことであるが、コストコの誘致にはそれほど積極的ではなかった。

広大な土地を必要とする商業施設の建設には地元の協力が必要になる。地権者との交渉から都市計画の調整には市町村の賛同が求められる。

そんな中で鹿沼市はコストコの出店には消極的で、コストコ側を支援しなかった。これも理由の1つとみてよいだろう。

対照的に、富山市や山形市近郊の上山市は地域を挙げてコストコの出店に対して積極的に誘致活動を行った。首都圏と比べて人口は少ないが、自治体の協力があったために新しく開店した。

大規模用地が他にない

コストコの出店に必要な条件は地元の協力だけではない。以下も必須条件になる。

  • 広大な空き地
  • 交通アクセス(道路網)の良さ
  • 人口が多い都市圏

これら3つの条件を満たす用地を見つけなければならない。

栃木県内では、これを満たすところがなかったと判断できる。特に道路による交通アクセスの良い地域かつ人口が多い都市圏という条件をクリアするのが難しい。

コストコが実際にあるところを見ると、ほとんどが高速道路のインターチェンジの近くにある。しかも人口が多い都市圏に位置する。

東北自動車道

栃木県内の場合、高速道路といったら東北自動車道と北関東自動車道である。インターチェンジ付近を見ると、土地がすでに開発済であったり、すでに大型の商業施設が立地済になっている。

例えば佐野ICの佐野プレミアムアウトレット、宇都宮上三川ICのFKDインターパーク。いずれも都市圏かつ大規模な用地があった場所に当たる。

コストコを新規で出店できそうな地域がないといっても過言ではない。

IKEAもなく、イオンモールも少ない

イオンモールが少ない栃木

ところで、栃木県内の商業施設の事情を見ると、茨城県や群馬県と大きく異なるポイントはコストコ以外にもある。

まずIKEAについて。茨城県・群馬県ともにまだIKEAが実際にオープンしたところはないものの、出店計画は存在する。

イオンモールについても、茨城県内には4店舗、群馬県内には2店舗ある。群馬県の場合はモールは2つだが、高崎駅前にイオンショッピングセンターがある。

栃木県内は佐野と小山にあるが、モール以外のショッピングセンターも含めて2店舗にとどまる。

栃木はそもそも全国チェーンの商業施設そのものが少ないと感じる。理由はこの点はわからない。