東海道新幹線の列車・車両ごとの自由席の場所について一覧化。
のぞみ号、ひかり号、こだま号それぞれで同一車両でも自由席に設定されている場所は異なる。
基本的に停車駅が多い種別ほど自由席の車両数も多く、通過駅のある速達型ほど少ない。「全車指定席」の列車はなく、すべての列車で自由席が必ず存在する。
列車ごとの自由席の場所
列車名 | 自由席の場所 |
---|---|
のぞみ | 1-3号車 |
ひかり | 1-5号車 |
こだま | 1-7、13-15号車 |
※全列車N700系・700系にて運転。 ※こだま号は13-15号車が指定席になる場合あり。 ※かがやき号は全車指定席のため自由席無し。 |
東海道新幹線(東京~新大阪)ではいずれの列車もN700系、700系の16両編成にて運転されている。
自由席の車両は1~3号車は種別に関係なく100%自由席である。
それ以外は各種別で異なり、ひかり・こだまと停車駅が多くなるにつれてより多くの号車が自由席に割り当てられている。
のぞみ号
のぞみ号は1~3号車の3両分が自由席。
東京~新大阪、東京~広島・博多(山陽新幹線直通列車)のいずれも同じ。残りの普通車はすべて指定席となっている。
長距離利用者が多い列車ほど普通車でも指定席を選択する人の割合が大きいことから、のぞみ号は自由席を最小限に抑えている。
なお、普通車指定席はひかり号、こだま号よりも割高な料金に設定されていて、加算料金が適用される。
一方の自由席には加算料金がなく、ひかり号、こだま号と同じ値段。
こうした背景から、のぞみ号の自由席は1日を通して混雑が激しい。
なお、のぞみ号に関しては山陽新幹線の区間でも車両の割り当ては同じ。東海道新幹線と同じく1~3号車が自由席。
ひかり号
ひかり号の自由席は16両編成中1~5号車。5両分の車両。
のぞみ号よりも2両分多く自由席に割り当てられている。
停車駅がやや多い種別ではあるが、長距離利用者もそれなりに多く乗車することから、自由席はやや混雑する傾向にある。
特に東京~名古屋間のひかり号は1日を通して乗車率が高い。
なお、山陽新幹線の8両編成のひかり号はまた別。
こだま号
こだま号は東京~名古屋、東京~新大阪を運転の列車だが、すべて各駅停車。
自由席は16両編成中1~7号車と13~15号車。全体の半数以上の車両が自由席に設定されていて、のぞみ号、ひかり号よりはるかに多い。
各駅停車の種別ということで、短距離利用者がほとんどのため、自由席が多めに設定されている。
ただし、13~15号車の自由席は時期・時間帯によっては指定席に変更される場合がある。
この場合、こだま号の自由席は1~7号車のみとなる。それでも通過駅のある2つの種別よりは多い配分。
なお、平日の朝と夜はこだま号は普通車全席自由席になる。「全車自由席」というが、この場合は普通車指定席が一切ない。
具体的には次の時間帯。
朝の9時までの新横浜駅に到着する上り、新大阪駅に到着する下り。
21時頃以降に東京駅を発車する下り、新大阪駅を発車する上り。
いずれも休日ダイヤで運転される土日祝は関係ない。(指定席がある)
山陽新幹線の8両編成で運転されるこだま号に関してはまた別。
使われる車両が異なり、各号車の割り当ても東海道新幹線(東京~新大阪)とまったく異なる。
他の新幹線の路線/種別ごとの自由席の場所
路線 | 種別(列車名) |
東海道新幹線 | のぞみ |
ひかり | |
こだま | |
みずほ | |
さくら | |
つばめ | |
東北新幹線 | やまびこ |
なすの | |
上越新幹線 | とき |
たにがわ | |
北陸新幹線 | はくたか |
あさま | |
<全車指定席列車> 東北・北海道・秋田新幹線|はやぶさ、こまち 北陸新幹線|かがやき |
全国の新幹線の自由席の車両は何号車になるのか。各路線および列車名ごとに解説。
なお、全車指定席の列車は例外なく自由席が一切存在しない。