コストコが奈良県内にも出店される計画は存在する。今のところは大和郡山市にて建設されるという案がもっとも有力である。
コストコ側から正式な公表はされていなく、あくまでも地元内での話に過ぎない。情報の信ぴょう性に疑問が出るのは確か。
それでも出店の条件は概ねクリアする。実現の可能性は少なくない。大阪都市圏で人口規模が大きい奈良県の奈良市や大和郡山市とその周辺は特に魅力的な市場である。
大和郡山市・奈良市ならコストコ出店の条件を満たす
コストコ出店条件 | 実際の地域事情 |
半径10km=人口50万人以上 | 奈良市の人口=35万
大和郡山市の人口=8万 生駒市=11万 |
車のアクセスの良い物件 | 西名阪道・京奈和道・国道24号 |
敷地面積=10,000坪以上 | 候補地あり(市街化調整区域) |
>>【地区別】全国のコストコの出店計画の一覧! 候補地を調査
奈良市周辺の人口を合計すると50万人には達する。政令指定都市のような大規模な人口ではないものの、大阪のベッドタウン化が進んでいるため、市場規模は小さくない。
奈良市だけでも人口は約35万人に達する。その周辺の市町村でも、生駒市や11万人、大和郡山市は8万人になる。
大和郡山市は交通の便が良い
コストコがすでに出店されている京都府八幡市は人口が約7万人程度である。最もここは交通の便(第二京阪道路・新名神高速道路が開通)が良いが、奈良県エリアもこれに大きく劣るとは言えないレベルだろう。
大和郡山市は特に西名阪自動車道、京奈和自動車道、国道24号線が通っている。奈良県内の道路網でも特に充実している地域でもある。
2010年にオープンしたイオンモール大和郡山が建設されたのも、背景の事情はこれに当たる。
コストコの商圏を見ると、奈良県内でも大きな集客ができる見込みがある。ゆえに、出店される確率はそれなりに高いと判断する。
地元の同意は必須
コストコの出店計画があっても実際のオープンが断念されたケースはいくつかある。地元との協議が難航した点にその理由が隠されている。
コストコが大規模が土地が必要になる上、多数の来店者が殺到する。これには地元自治体の協力が必要になる。地権者からの用地買収交渉だけでは不十分。
大規模な土地があっても、自治体がそれに賛成しない限りはお店の建設は難しい。
人口規模が条件を満たしていても、自治体が「コストコは我が街にはいらない」といえば、そこで出店計画は崩壊する。
既存の商業施設や道路網の渋滞に関する問題が優先される地域ほどこの傾向がみられる。
土地が開発されていないエリアの多くは市街化調整区域に設定されている。ここにコストコを作るためには何より認可が不可欠になるのは確か。
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混雑状況 | 「コストコの混雑状況を時間帯ごとに調査! 平日・土日それぞれ分析」 |
出店計画(東日本) | 北海道、青森県、秋田県、岩手県、福島県、栃木県、神奈川県 |
出店計画(中日本) | 新潟県、長野県、山梨県、静岡県、三重県、福井県 |
出店計画(西日本) | 兵庫県(姫路市)、和歌山県、岡山県、香川県・愛媛県(四国)、山口県、佐賀県、大分県、鹿児島県、宮崎県、長崎県 |
駐車場について | 「コストコの駐車場の有料/無料は各店舗で異なります」 |
上記ではコストコの出店計画から時間帯ごとの混み具合などの事情について解説。