ほぼ毎日? JR学研都市線はどうしていつも遅延するのか?

JR学研都市線(片町線)はほぼ毎日のように電車が遅延することで関西では有名だが、どうしてそれほど高い頻度でダイヤが乱れるのか。他の路線にはない原因として何が考えられるのか。

学研都市線の正式名称は片町線という路線名になっている。京橋から木津までの44.8kmを走り、大都市大阪の近郊路線という性質を持っている。沿線はベットタウンとなっていて、大阪市中心部への通勤路線としての役割を果たしている。

電車が遅れる原因は以下3つが挙げられる。

  • トラブル・事故が多い
  • 直通先がよく遅れる
  • 単線区間がある

上記の3つは、関西ではあまり見られない特徴となっている。

トラブルと事故が多い

福知山線

出典:wikiwiki.jp

信号や架線、分岐器のトラブルが多く発生する路線となっている。これらは私鉄と比べてJRの方が多い例であるが、学研都市線の場合はさらに発生する頻度が多い。人身事故についても同じことがいえる。

学研都市線は高架区間が非常に少ない。ほとんどの区間は地上を走っている。そのため、一般道路と踏切で交差する部分が多い。踏切が多ければ、その分線路内に人が立ち入るケースも多くなる。

実際、線路内に人が立ち入ったために電車がストップして遅延が発生するということも頻繁に起こる。踏切内での人身事故も多く発生する。

特に東大阪、大東、四條畷市内には多くの踏切が設置されている。この区間で何らかのトラブルが良く発生する場所となっている。

直通先が多い

大阪近郊路線図

学研都市線を走る電車はただ京橋~木津の区間を走るだけではない。JR東西線に入って北新地・尼崎を経由して宝塚線まで直通運転する列車が多い。また、おおさか東線からの電車も学研都市線内に乗り入れている。

首都圏では相互直通運転がほとんどの路線で行われているが、関西では珍しい。1つの列車は同一路線内しか走らないパターンが多い。学研都市線は関東型の運行体系になっているといえるだろう。

仮に学研都市線内ではなんのトラブルが起きなかったとしても、直通先のおおさか東線やJR東西線、宝塚線内で何らかの異常が起きると無関係であると思われる学研都市線にも悪影響が及んでしまう。

直通先で列車に遅延が発生すれば、それに伴って学研都市線の電車も遅れてしまうというわけだ。

単線区間がある

学研都市線

学研都市線の場合、他の近郊路線とは違って一部単線になっている。単線とは、線路が1本しかない状態のことであり、上下線のどちらか一方向にしか一度に走らせることができない。

上下線のどちらかに遅れが発生すると、その反対の方向へ向かっている電車もその列車が待避線に入るまでは待っていなければならない。そのため、同時に遅れが生じてしまうのだ。

複線であれば、上り線を走る列車が遅れたとしても、下り線には直接影響が及ばないため定時運行ができる。上下線の両方が止まってしまうような大きな問題が起きない限りは一部列車の遅延の影響は限定的となる。

学研都市線は松井山手駅以東は終点の木津駅まで単線区間になっている。これもまた、電車が毎日のように遅延が生じる理由となっているのは間違いない。

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