大阪メトロ長堀鶴見緑地線で遅延が生じる原因として多い内容を調査。混雑による乗降時間の延長がほとんど。
完全に電車がストップする運転見合わせこそは少ないが、5~10分くらいの小規模な遅れが目立つ傾向。相互直通運転がない路線としては多いのは確か。
御堂筋線と谷町線に次いで3番目にダイヤの乱れが生じやすい。
<最新の遅延情報に関してはこちらの大阪メトロ公式ホームページにて見られる。>
長堀鶴見緑地線の遅延の主な理由
遅延の原因 | 頻度 | 詳細な内容 |
---|---|---|
混雑による乗降時間の延長 | ★★★★★ | 混雑のため乗降時間の延長で停車時間が超過 |
4両編成 | ★★★★★ | 利用者数が多いわりには4両編成と輸送力が低い |
大阪メトロ長堀鶴見緑地線にて遅延の原因となる点は混雑に関連する内容。
朝夕の通勤ラッシュでの混雑による2,3分の遅れもあるが、場合によってはそれ以上の遅れにもなりやすい。
直接的な理由は駅での乗降時間の延長による停車時間の超過。蒲生四丁目→京橋間の最混雑区間に加え、大阪ビジネスパーク駅、心斎橋駅等で乗降が長引きやすい。
このほか、車両点検、線路内点検、急病人の対応、乗客同士の喧嘩などのトラブルによって遅延が発生する場合がある。
一方で人身事故はかなり少ない。全駅にホームドアが設置されていることがこれに貢献している。
慢性的な混雑
混雑が原因での遅延の詳細
- 長堀鶴見緑地線:蒲生四丁目→京橋間で混雑率約130%
- 京橋駅、大阪ビジネスパーク駅、森ノ宮駅、谷町六丁目駅、心斎橋駅での乗降時間の延長が起きやすい
>>長堀鶴見緑地線の混雑状況! 朝・夕方のラッシュの時間帯を調査
長堀鶴見緑地線の朝ラッシュは大阪メトロの中では御堂筋線、中央線に次いで3番手。混雑率は梅田→淀屋橋で混雑率約130%。
最も混雑する区間は蒲生四丁目→京橋間。大阪市東部から中心部への通勤路線という性質上、この区間で最も輸送量が多くなる。
混雑が激しい路線ということもあって、主要駅では停車時間の超過が起こりやすい。
京橋駅、大阪ビジネスパーク駅、森ノ宮駅、谷町六丁目駅、心斎橋駅がこれに該当。
朝夕の通勤ラッシュをはじめ、普段よりも混雑している時だと乗降時間の超過が30秒~1分程度長くなることがよくある。
どれか1駅であれば問題ないものの、複数の駅に渡ると終点に到着するまでに5分程度の遅れが発生することになりやすい。
4両編成のため輸送力不足
朝ラッシュの混雑が激しい長堀鶴見緑地線であるが、1列車の車両はすべて4両編成。千日前線や今里筋線のような利用者数が少ない路線並み。
4両しか連結されていないことで、繫忙期だと完全に輸送力不足になる。
停車中の電車にホーム上にいる人々全員が乗るためにはその分時間もかかる。
車内もドア付近をはじめ満員状態となるため、乗車時間もそうではない場合よりも長引くのは必須。
こうなれば停車時間の超過は避けられない。
3分間隔で運転されているということで、後続の電車が前を走る電車に追いついてしまって駅間で停止するほど次々と遅れるわけではないものの、輸送力が不足していることで遅延が起きやすい状況下にはある。
ドア挟まり等
乗客の乗降だけでなく、荷物がドアに挟まるといったトラブルもある。
長堀鶴見緑地線ではワンマン運転を行っているため、ドアの開け閉めは運転士がモニター越しで行う。
最後尾から直接目視でドアの開け閉めを行う車掌乗務時とは違って、ドアの挟まりがあっても気付くまで、あるいは駅員の対応を要請するまでに時間がかかりやすい。
混雑の影響に加えて長堀鶴見緑地線は車両の設計限界が低いことでサイズが小さく、さらに混雑によるトラブルが起きやすい構造となっている。
このためドア挟まりは起きやすく、実際に起こると5~10分の遅れは回避不可。
その他、各路線の遅延事情について
鉄道事業者 | 路線名 |
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JR西日本 | JR神戸線、JR京都線、JR阪和線、JR東西線、JR琵琶湖線、JR嵯峨野線、JR湖西線、JR大阪環状線、JR学研都市線、JR宝塚線、JR大和路線、JR奈良線、JRおおさか東線 |
大阪メトロ | 御堂筋線、谷町線、堺筋線、中央線、長堀鶴見緑地線、四ツ橋線、千日前線、今里筋線 |
阪急電鉄 | 阪急京都線、阪急神戸線、阪急宝塚線 |
阪神電気鉄道 | 阪神本線 |
京阪電気鉄道 | 京阪本線 |
近畿日本鉄道 | 近鉄奈良線、近鉄京都線、近鉄大阪線、近鉄南大阪線、近鉄名古屋線 |
南海電気鉄道 | 南海高野線、南海本線 |