御堂筋線で遅延が多い原因を調査! 主要な理由は3つ

大阪メトロ御堂筋線にて遅延が多くて毎日のように頻繫に発生している原因について調査。

慢性的な混雑による停車時間の超過、駅数の多さ、過密ダイヤの3つが主な原因に挙げられる。

関西の近畿地方の中でも特に遅延が発生しやすいワースト路線。利用者数が多いこともあって、特に電車の遅れの影響を受ける人の数も大きい。

最新の遅延情報に関してはこちらの大阪メトロ公式ホームページにて見られる。>


御堂筋線の遅延の主な理由

遅延の原因 頻度 詳細な内容
慢性的な混雑 ★★★★★ 梅田~なんば間の混雑による停車時間超過
駅数が多い ★★★★ 踏切関連の人身事故、安全確認による運転見合わせ・遅延
過密ダイヤ ★★★★★ 朝夕は2,3分間隔で運転、関西でも有数の超過密ダイヤ

参照:鉄道の遅延の原因とは!? よくある事例の一覧

大阪メトロ御堂筋線にて遅延の原因となるのは、上記の3つが当てはまる。

まずは慢性的な混雑。国土交通省による調査データでは、御堂筋線は近畿で混雑率が首位。

朝夕の通勤ラッシュで大混雑になり、駅での乗降時間の延長による停車時間の超過が遅れにつながる。梅田~なんば駅で特にひどい傾向。

次に駅数が多い点。御堂筋線では20駅あり、北大阪急行線を合わせると23駅。新箕面駅までの延伸を考えると25駅になる。

距離自体は江坂~なかもず間で24.5kmと長くはないが、駅数が多い分どこか途中駅にて遅れる可能性が上がる。

過密ダイヤも遅れの原因の1つ。中津~天王寺間では朝ラッシュでは26本の運転本数がある。

大阪だけでなく、東京を中心とした首都圏と比べてもかなり多い。一方で梅田駅や難波駅等で停車時間が長引くこともあって、後続の列車が詰まり、定刻より遅れる現象が日常茶飯事。

これら以外にも急病人救護、線路内立ち入り、駅構内の非常ボタンの作動、車両故障・設備故障などもあり得る。

慢性的な混雑

混雑が原因での遅延の詳細

  • 御堂筋線:梅田→淀屋橋で混雑率約150%
  • 梅田・淀屋橋・心斎橋・なんばで停車時間の超過が多発

>>御堂筋線の朝ラッシュの混雑状況を時間帯・区間ごとに調査!

御堂筋線の朝ラッシュは関西圏でも断トツの首位。混雑率は梅田→淀屋橋で混雑率約150%。

JR大阪駅、阪急・阪神の大阪梅田駅と接する梅田駅から大量の乗車客が発生し、ここで一気に関西トップの混み具合に毎朝必ずなる。

なんば駅も南海電鉄、近鉄線からの乗り換え客が殺到することで、同じように御堂筋線へ大量の乗車客が流れ込む。

天王寺駅もまた同じようにJR阪和線や大和路線、近鉄南大阪線阿部野橋駅からの乗り換え客で御堂筋線が混雑する。

いずれも乗降時間の延長が発生しやすい駅で、電車の遅れにつながりやすい。

乗客の乗降だけでなく、荷物がドアに挟まるといったトラブルもある。

梅田駅での混雑

梅田駅の御堂筋線の混雑

御堂筋線の朝ラッシュで最も乗車客が多いのが梅田駅。JR各線、阪急各線、阪神本線からの乗り継ぎで淀屋橋・本町・心斎橋・難波方面へ向かう人達が集合。

梅田駅のホームは朝夕となれば乗客で埋め尽くされる。

停車中の電車にホーム上にいる人々全員が乗れる余裕は一切なく、積み残しは確実に発生する。

何とか乗れた人でもドア付近の人達は押し合う状態。乗客の乗車には1分以上は最低でもかかるが、さらにドアが閉まらずに電車が発車できない光景もよくある。

こうなれば停車時間の超過は避けられない。

2分強間隔で運転されているということで、後続の電車が梅田駅に進入できず、ホーム手前で止まってしまうことは日常茶飯事。

これにより、後続列車にも遅れが生じ、さらに次々と到着する電車にその遅れが波及し、最終的には5分以上の遅れに発展することがよくある。

いずれもホーム上にいる人々が電車に乗り切れずにドアが閉まらないことで停車時間の超過が起こる。

なんば駅での混雑

次に乗車客が多いのがなんば駅。こちらは北行の電車に乗る人が多い。

南海本線、南海高野線、近鉄奈良線からの乗り継ぎで心斎橋・梅田方面へ向かう人達が集合。

同様になんば駅のホームも朝夕となれば乗客で埋め尽くされる。

停車中の電車にホーム上にいる人々全員が乗れる余裕は一切なく、積み残しは確実に発生する。

ドア付近の人達は押し合う状態で、さらにドアが閉まらずに電車が発車できなくて遅れることがよくある典型例。

2分ごとに電車が次々とやってくるため、後続列車にも停車時間の超過による遅延が波及する。

過密ダイヤ

御堂筋線の過密ダイヤ

前述の通り、御堂筋線の朝ラッシュの時間帯の8時台では1時間当たり26本の運転本数がある。概ね2分間隔で電車が行き来する計算。

そして、梅田駅・なんば駅・天王寺駅等での乗降時間の延長によって停車時間の超過が起こることで、その後ろを走る電車が詰まってしまい、遅延へ至る。

5~10分程度の小規模な遅延のほとんどは過密ダイヤと混雑による停車時間の超過によるものがほとんど。

運転本数が多かればその分、1本の電車の乗車率は確かに下がる。しかし、御堂筋線はそもそもの利用者数が多すぎるため、今の過密ダイヤでもまだ輸送力が不足気味。

これが定時運行が難しい構造を作っている。


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駅数が多い

御堂筋線と北大阪急行線

御堂筋線の駅数は全部で20駅。谷町線の26駅よりは少ない。

それでも超混雑区間があることを考慮すると、定時運行には不向きなほどの数と捉えることができる。

北大阪急行線(江坂~千里中央)の3駅を足すとさらに増える。近い将来には新箕面まで延伸されるため、さらに実質的な御堂筋線の駅数が増える。

大阪メトロ各路線の駅数
路線名 駅数
御堂筋線 20駅(+3駅)
谷町線 26駅
四つ橋線 11駅
中央線 14駅(+8駅)
堺筋線 10駅(+11駅)
千日前線 14駅
長堀鶴見緑地線 17駅
今里筋線 11駅

駅数が多いことで、途中の停車駅には何かのトラブルが生じるリスクがあがる。

  • 乗降時間の延長
  • ドア挟まり(乗客の身体・荷物)
  • 列車非常停止ボタンの作動(線路転落等)

乗客の乗り降りに時間がかかったことでの停車時間の超過から、身体や荷物のドア挟まりによる車両ドアの再開閉作業、または駅係員による対応、さらには線路への転落や列車との接触などによる列車非常停止ボタンの作動などが起こり得る。

四つ橋線や千日前線、今里筋線で遅延が非常に少ないのはこのため、

一方で、直通運転先を考慮すると、御堂筋線も堺筋線や中央線とほぼ同じ水準にはなる。

ただ、これらと大きく違うのは梅田・難波のような大阪市内の要所を結んでいるかどうか。

特定の駅の乗降客数が飛びぬけて多いような部分がなく、御堂筋線よりも混雑による遅延が起こりにくい。