新幹線のきっぷの有効期間! 種類ごとに一覧化

新幹線きっぷの有効期間

新幹線のきっぷの有効期間について、種類ごとの条件を一覧化。大きく分けて乗車券と特急券の2つが必要だが、それぞれで期限は全く別物。

乗車券は100km以内は1日間(当日のみ有効)、101km以上は2日間以上で距離に準ずる。

特急券はいずれも乗車日の当日のみ有効、または指定列車のみ有効。長くても1日間のみという条件である。


きっぷ各種の有効期間

大分類 きっぷの名称 有効期間
乗車券 乗車券 100km以内…当日のみ有効
101km以上…2日間~
※大都市近郊区間内の移動は当日のみ有効
特急券 自由席特急券 当日のみ
指定席特急券 指定列車のみ
指定席グリーン券 指定列車のみ
立席特急券 指定列車のみ
回数券 自由席新幹線回数券
指定席新幹線回数券
予約前・改札入場前:3か月間
予約後・改札入場後:正規特急券と同じ
定期券 1~6か月 1・3・6か月のいずれかを選択。
※全種類において有効期限を過ぎると無効。
※期限後は変更、払い戻しは一切不可。

JRのきっぷ各種の有効期間を分けると、以下のように分類できる。

参考|きっぷ各種の有効期間

  • 当日のみ有効:乗車券(片道100kmまで)、自由席特急券、特定特急券
  • 距離に応じて2日間以上:乗車券(片道101km以上)
  • 指定列車のみ有効:指定席特急券、指定席グリーン券、立席特急券
  • 3か月:回数券

>>JRきっぷの種類ごとの「有効期間」の一覧

新幹線では乗車券+特急券という2種類のきっぷが必要になる。

しかし、有効期間には大きな違いがある。乗車券は長距離移動になりやすい新幹線利用者だと2日間以上あることがほとんどだが、特急券は座席の種類を問わず最長でも当日限り。

座席指定のあるタイプ(指定席特急券、指定席グリーン券)ではさらに特定の1本の指定列車にしか乗車できない。原則としてそれより前の列車、後の列車にすら乗ることはできないとされている。

乗車券

乗車券の有効期間は基本的に片道の営業キロ数で以下のように違ってくる。

乗車券の距離ごとの有効期間

  • 100kmまで:1日間(当日限り)
  • 200kmまで:2日間
  • 400kmまで:3日間
  • 600kmまで:4日間
  • 800kmまで:5日間
  • 1,000kmまで:6日間
  • 1,200kmまで:7日間

参照:【早見表】JRの乗車券の有効期間とは!? 条件ごとに一覧化

なお、101km以上でも、同一の大都市近郊区間の範囲内のみの利用だと有効期間は1日間のみ。

それ以外なら、乗車券に限っては2日間以上は有効期間が確保されている事例がほとんど。

自由席特急券

自由席特急券は乗車日の当日のみ1日間有効。

きっぷを購入すること自体は当日でも事前でも構わないものの、購入する時点で乗車日を選択する仕組みになっている。

実際に使えるのは特定の1日のみになる。

乗車日の日付でしか使えないため、翌日以降に使おうと思っても無効になってしまう。

指定席特急券、指定席グリーン券

指定席特急券が有効なのは特定の1本の指定列車のみ。券面に記載された列車にしか乗れない。

1日間といった日数ではなく、出発時刻が決まった特定の1本の列車のみである。

指定列車よりも前の列車・後の列車に乗ることも本来はできない。

乗り遅れたら無効になる。救済措置として、乗り遅れたら当日中なら後続の自由席に乗車することができるものの、あくまでも例外扱い。

>>新幹線の指定席に乗り遅れたら、その後どうなる!?

「全車指定席」(自由席がない列車)では指定席特急券で乗り遅れた場合は、当日の後続の全車指定席列車に「立席(デッキなどに立つ・空席に着席可)」で乗ることはできるが、こちらも例外ではある。

乗車券と特急券はそれぞれ別々の扱い

乗車券と特急券

新幹線しか乗らない場合だと、必要なきっぷは実質的に乗車券+特急券が1枚にまとまったものだけであり、支払う運賃も合計金額で1回払いのため、2つの種類がそれぞれ違うという実感はわかないかもしれない。

しかし、有効期間の面ではまったくの別物である。

乗車券では2日間以上有効でも、特急券の部分は当日のみ有効。

つまり、乗車券の部分は翌日でも使えたとしても、特急券は今日しか使えないという構図になる。

うっかり「明日でも使える」と誤って思い込んでしまうと、特急券の部分が無効になってしまって、せっかく支払ったお金が無駄になることになりかねない。

>>乗車券と特急券の違いとは!? 2枚で別々な理由はここにある!

まとめ

繰り返しになるが、新幹線で必要になる「乗車券」と「特急券」ではそれぞれ有効期間が別。

  • 乗車券:距離に応じて変動
  • 特急券:乗車日の当日または指定列車のみ有効

この点では、全国のどの新幹線でも同じ共通点である。

東海道新幹線と東北新幹線で違うといったことは、有効期間の条件では特にない。

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