東京メトロ千代田線、どうして遅延が多いのか!? 理由はどこに?

東京メトロ千代田線では遅延が多く発生している。東京都内の地下鉄としては半蔵門線に次いで多い。なぜそれほど毎日のように電車が遅れるのか。そんな疑問が湧いてくるだろう。




同じく東京メトロの路線である半蔵門線の場合、遅延の原因は両端で接続する東急田園都市線と東武スカイツリーラインの影響と慢性的な混雑が挙げられる。

千代田線についても、混雑する区間はある。北千住駅から西日暮里駅にかけての区間は、半蔵門線でいえば渋谷駅から表参道駅にかけての部分とよく似ている。

千代田線の遅延

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しかも、千代田線も両端で小田急線とJR常磐線各駅停車と接続している。千代田線自体の終点は南側は代々木上原駅、北側は綾瀬駅だが、そこから先も鉄道会社が変わるだけで、電車はそのまま直通するダイヤが多く設定されている。

小田急に原因あり

相互直通運転を実施している小田急とJR常磐線は、ともに遅延が多い路線である。小田急では、路線距離が長いということでしばしば電車が運転見合わせになる。さらに、朝や夕方のラッシュの時間帯となると、他の私鉄と比べても激しく混雑する。

混雑によって慢性的な遅れが生じやすい。そして、小田急における遅れは千代田線へ乗り入れる電車にも影響を与えてしまい、結果的に無関係に思える東京メトロの区間でも電車が時刻表通りに駅に到着しないという形になってしまう。

ただし、小田急に関係する遅延は今後減る可能性が高い。その理由として、今までにはないほどの輸送力強化が挙げられる。

小田急の複々線化

小田急線では代々木上原から向ヶ丘遊園にかけて複々線化事業を進めているため、これが完成する2018年にはこれまでのような大規模な混雑が緩和されると期待されている。

急行線と緩行線の2つの線路が上下線ともに整備されることで、大幅に列車の運行本数が増える見通しだ。これにより、小田急線内での遅延が減ると考えられる。



JR常磐緩行線にも原因あり

一方、綾瀬駅から乗り入れるJR常磐線各駅停車についても、千代田線に遅れが生じる原因となることもある。

ほとんどの区間で地下を走る千代田線とは対照的に、JR常磐線はすべて地上を走る。地下と比べて天候に左右されることがある。さらに、常磐線は強風の影響を受けやすい荒川や利根川の橋を渡るが、ここが原因で運転見合わせや徐行運転を余儀なくされることがある。

風に弱いという性質上、風が強い日となると千代田線でも遅れが発生してしまうことがある。

このほかにも、人身事故や信号トラブルなどによって電車が遅れることがある。さらに、小田急ほどではないが混雑によって電車が定刻よりも数分遅れることもある。朝ラッシュの上りに多い。

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