ENEOS(株)の年収は1,000万円、賞与は6.0ヶ月分

ENEOS（旧JXTGエネルギー）の平均年収は約1,000万円。賞与は年間で6.0ヶ月分が支給（2019年度の場合）。

基本給、ボーナス支給額が他の大手企業と比べても多いことでも知られている。石油元売り会社のみならず、資源エネルギー業界ではトップクラス。

総合商社や大手半導体メーカー並みの給料体系。給料面で不満を抱く社員は少ない。

公式の平均年収は1,130万円

ENEOSの正社員・臨時従業員の平均年収は有価証券報告書にて公表されていて、2019年度では1,130万円という金額が出ている。

過去7年間ではいずれも1,000万円から1,200万円前後で推移。

これには基本給・賞与・各種手当（通勤手当、住宅手当、時間外勤務手当）などすべてが含まれている。

ただし、上記の年収一覧はあくまでも持ち株会社の「ENEOSホールディングス」のもの。実際の事業会社である「ENEOS（株）」の平均年収は若干落ちる。

とはいえ、それでも年収1,000万円程度にはなる見通し。

《参考：＜早見表＞石油業界の平均年収を各社ごとに一覧化》

ボーナスは6.0ヶ月分

ENEOS(株)の賞与は年間で6.0ヶ月分（業績連動型）

2019年度のENEOSのボーナスは年間で平均6.0ヶ月分が支給された。

石油元売り会社では特に高い基準ではないものの、世間一般と比較すると勝ち組ともいえるレベル。

業績連動型のため、各年度によって実際に支給される基準は異なるものの、毎年5～6か月分前後で推移する。

原油価格の大幅な下落があった年度でも、基準内賃金の5ヶ月分は最低でも出るのが一般的。

実際にもらえる賞与の具体的な目安を挙げると、入社5年目で約160万円ほどが支給。入社7年目だと約200万円。

参考：＜一覧表＞石油業界のボーナスの支給額の実績

個人的な感想

• 原油価格に左右されるとはいえ、世間一般よりは遥かに安定
• 働きやすい上、給料が高い

ENEOS（旧JXTGエネルギー）をはじめとする石油元売り会社の給料は、一般的な上場企業と比較すると確かに高い水準。

理由は、現代社会にて絶対に不可欠な原油の採掘から精製、流通まで握っていて、業界間の競争は緩やかであるためだ。

ただし、会社の業績は原油価格によって変動するのも確か。一般的な業界のように、経営破綻するほど業績悪化する可能性は大幅に低いのは確かだが、電力会社や携帯電話会社ほど安定しているわけではない。

それでも、上場企業の中では安定していることには変わりない。年収も一貫して高い金額で推移し、サラリーマンの中では勝ち組だろう。

勤務環境に関してはも良好。厳しい営業ノルマや長時間労働、顧客クレームの対応といったことはない。

このような特徴があるうえで、平均年収1,000万円という水準は、ほとんどの人にとっては羨ましいものではないか。

年齢ごとの年収の目安（総合職）

総合職の全部門の年齢ごとの推定年収。有価証券報告書に記載の通り、全体の平均年間給与は1,000万円程度と推定。

技術系、事務系それぞれの職種ごとの違いはなく、基本的に給料体系は同じ。

年齢別では、20代は400～800万円、30代は800～1,500万円、40代及び50代は1,000～2,000万円になるだろう。

勤続年数ごとの年収の目安

勤続年数ごとの年収の目安は下記のようになる。

• 新卒採用の2年目：400万円
• 3年目：450万円
• 5年目：500万円
• 7年目：700万円
• 10年目：800万円
• 15年目：1,000万円

特に勤務状況が良くも悪くもない一般的な社員の場合、勤続年数別の年収ベースの金額はこのような感じになる。

最終学歴（大卒・院卒）ごとの年収の差

ENEOSでは大卒・院卒それぞれの平均年収は、院卒（修士課程修了）が1,100万円、大卒（学部卒）が1,000万円程度と予想。

初任給も最終学歴によって差が見られる。

年齢が上がれば上がるほど役職や評価での給料の差が出てくるが、初期の段階で高いのも事実。

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上記ではインフラ業界及び総合商社の平均年収および給料体系について解説。