コスモ石油の平均年収は900万円、賞与は4ヶ月分

コスモ石油の平均年収は約900万円。賞与は年間で4ヶ月分が支給（2019年度の場合）。ここ最近では、2019年度は929万円、2018年度は891万円、2017年度は761万円。

基本給、ボーナス支給額が他の大手企業と比べても多いことでも知られている。石油元売り会社では並み。、年度による変動も大きく、やや不安定な推移をしている。

コスモ石油をはじめとする石油元売り会社では、原油価格と給料水準は連動する。原油価格が高い時期は高い平均年収が出され、低い時期はそれに連なって下がる。

公式の平均年収は929万円

コスモ石油は、正しくはコスモエネルギーホールディングスとして従業員の平均年収は有価証券報告書にて公表されていて、2019年度では929万円という金額が出ている。

過去7年間ではいずれも600万円台から900万円台の範囲で推移。年度による違いが大きい。

これには基本給・賞与・各種手当（通勤手当、子女手当、時間外手当、深夜手当、休日手当）などすべてが含まれている。

《参考：＜早見表＞石油業界の平均年収を各社ごとに一覧化》

ボーナスは4ヶ月分

コスモ石油の賞与は年間で4.0ヶ月分（業績連動＋個人評価で決定）

2019年度のコスモ石油のボーナスは年間で平均4ヶ月分が支給された。

支給基準は業績連動型かつ個人評価の並立例。どんな社員であれ4ヶ月分は支給され、ここに個人評価分が上乗せされる。評価が高い社員では5ヶ月分程度になることも。

石油元売り会社ではやや低い。参考までに、ENEOSと国際石油開発帝石ではこの年度の賞与は概ね６ヶ月分、出光興産は5.5か月分ほどが支給された。

例年も4ヶ月分前後で推移する。石油元売り会社トップ勢ほど高い年度はここ最近ではない。

原油価格の大幅な下落があった年度でも、基準内賃金の4ヶ月分は最低でも出るのが一般的。

参考：＜一覧表＞石油業界のボーナスの支給額の実績

勤続年数ごとの年収

コスモ石油の勤続年数ごとの年収の目安は下記の通り。

• 新卒採用の2年目：350万円
• 3年目：400万円
• 5年目：500万円
• 7年目：600万円
• 10年目：700万円
• 20年目：1,000万円

特に勤務状況が良くも悪くもない一般的な社員の場合、勤続年数別の年収ベースの金額はこのような感じになる。

他の石油会社（ENEOS、国際石油開発帝石、出光興産）と比較すると、それぞれの時点で50～100万円ほど低い金額。

年齢ごとの年収の目安

コスモ石油では総合職に相当する「基幹職」のみの採用。

詳細な区分では、事務系基幹職、技術系基幹職、石油開発系基幹職の3系統の採用が実施されているが、給料体系はいずれも同じ。

基幹職（総合職）

大卒・院卒を対象とする総合職の平均年収は900万円程度と推定。

技術系、事務系それぞれの職種ごとの違いはなく、基本的に給料体系は同じ。

年齢別では、20代は400～800万円、30代は800～1,500万円、40代及び50代は1,000～2,000万円になるだろう。

ただし、実際の平均年収は技術系基幹職、石油開発系基幹職の2つの方が事務系基幹職より高いと推測。

技術系基幹職、石油開発系基幹職では理系を対象に大学院卒を多く採用していることに起因する。院卒は基本給が大卒よりも割高に設定されている分、平均年収も高く出る。

最終学歴（大卒・院卒）ごとの年収の差

コスモ石油では大卒・院卒それぞれの平均年収は、院卒は博士了が1,100万円、修士了が1,000万円、大卒（学部卒）が900万円、高専卒は専攻科卒が800万円、本科卒が700万円と予想。

初任給も最終学歴によって差が見られる。

年齢が上がれば上がるほど役職や評価での給料の差が出てくるが、初期の段階で高いのも事実。

なお、初任給はコスモエネルギーホールディングス、コスモ石油、コスモ石油マーケティング、コスモエネルギー開発いずれも共通。

入社後の給料体系も基本的には同じ。各社による違いはない。

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