東海道新幹線の東京~新大阪間ではN700系で運転される列車であれば車内にWi-Fiが設置されている。しかし、スマホやタブレット端末で電波が拾えても繋がらないことがある。
参照:東海道山陽新幹線の無料Wi-Fiの設置状況を種別・車両ごとに調査!
電波そのものは大抵の場合は受信できている。あとはログインするだけになる。しかし、ここでログインできないという人が少なくない。
そして、車内のWi-Fiでインターネットへ接続できない原因として何が考えられるのか。どこに問題が存在するのか。
(→解消)Wi-Fiは契約する必要がある
東海道新幹線の車内Wi-Fiは無料の公衆Wi-Fiというわけではない。無線LANサービスを提供している会社と契約していないと繋がらない。
東海道新幹線のN700系シリーズで導入されているWi-Fiを提供している通信事業者は、NTTドコモ、Softbank、UQコミュニケーションズ、NTT東日本、NTT西日本(フレッツWi-Fi)の5社である。
これらのいずれかで公衆Wi-Fiを事前に契約している人だけが無線LANサービスを使うことができる。
たとえば、ドコモの場合は「docomo Wi-Fi」というサービスを契約している必要がある。ただスマホをドコモで契約しているわけでは繋がらない。
このdocomo Wi-Fiは月額300円の料金がかかる。日本全国で最も利用者数が多いドコモのSIMカードだけでは東海道新幹線のWi-Fiは使えないというわけだ。
ソフトバンクに関しても同じだ。「BBモバイルポイント」が使えるWi-Fiサービスを契約していることが求められる。
フラット型パケット定額サービス・プランに入っている人に限って無料で使えるが、それ以外は月額462円の料金が発生する。
(→解消)ふつうの人はWi-Fi利用不可なのか?
東海道新幹線では、これら5社の有料Wi-Fi以外には提供していない。いわゆるFree Wi-Fiは導入されていない。
ゆえに、ふつうの人なら車内ではSIMカードによるデータ通信に頼るしかない。1か月当たりの通信量の上限が決まっている以上、データ量が大きい動画の視聴やオンラインゲームをするわけにはいかない。
SIMだと、インターネットでも静止型のウェブページの閲覧くらいにとどめておくことが求められる。
なお、東海道新幹線では全線に渡って車内に4G(LTE)回線が入ってい来るようになっている。
トンネル内でも携帯電話の電波が届くような設備が整っている。これにより、途中で圏外になるということはない。
とはいえ、高速走行によって電波が入りにくくなることはある。3G回線に切り替わることも珍しくなく、回線速度が遅い原因とはなるのは否定できない。
>>【早見表】全国の路線ごとの新幹線の無料Wi-Fiの有無!
全国の各新幹線のWi-Fiの設置状況はこちらで解説。
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