【給料比較】日本軽金属グループの平均年収を一覧化!

アルミ製品を製造する日本軽金属グループ

日本軽金属グループの平均年収は全体で600~800万円ほど。賞与は5~6ヶ月のところが並ぶ。

非鉄金属関連のメーカーとしてはやや高い金額で、グループ各社も比較的高い金額である。上場企業の平均値には最低でも届く。

しかしながら、給料体系は基本的に「親会社>子会社」の構図なのは確か。賞与の支給基準こそはどこも同じような基準だが、基本給ベースでは異なる。


日本軽金属グループの平均年収

企業名 年収(概算) 賞与
日本軽金属(本体) 800万円 5.7ヶ月
日軽金アクト 700万円 5.25ヶ月
日軽エムシーアルミ 700万円 5.64ヶ月
日軽情報システム 700万円 5.37ヶ月
日軽新潟 600万円 5.25ヶ月
日軽蒲原 600万円 5.25ヶ月
日軽パネルシステム 600万円 6.9ヶ月
東洋アルミニウム 600万円 5.26ヶ月
日本フルハーフ 600万円 5.6ヶ月(17年度)
日本軽金属ホールディングス 1,000万円(10,365,035円)

上記は日本軽金属グループに属する企業の推定平均年収の表。賞与は2019年度の実績。

有価証券報告書では持株会社である日本軽金属ホールディングス個別で平均年収が公表されている。

非上場の子会社は有価証券報告書が公開されていないため、正確な金額は不明。

しかし、会社の規模、事業内容、立地する地域などを考慮すると、上記のような金額になると見込まれる。

なお、日本軽金属グループは「古河財閥」と関わりが深いことから、古河グループの一員である。

日本軽金属

日本軽金属

日本軽金属の平均年収は800万円と推定。ボーナスは2019年度は5.7ヶ月。

事業内容は、アルミニウムの加工品の他、酸化アルミニウム(アルミナ)や水酸化アルミニウムなどの化成品の製造。

社名の通り、日軽金グループの中でも代表的な会社。

日軽金アクト

日軽金アクトの平均年収は700万円と推定。賞与は5.25ヶ月分が支給(2019年度実績)。

アルミニウム押出材を手掛ける。

会社規模や事業内容を考えると、中核企業の日本軽金属に比べると平均年収は100万円程度低くなると推定。

日軽エムシーアルミ

日軽エムシーアルミ平均年収は700万円と推定。賞与は2019年度は5.64ヶ月分だった。

所有比率は日本軽金属株式会社55%、三菱商事株式会社45%ということで、日本軽金属と三菱商事の合同出資企業。

アルミニウム合金および溶湯清浄化関連商品の製造、販売を行う会社。

日軽情報システム

日軽情報システム

日軽情報システムの平均年収は700万円と推定。賞与は年間5.37ヶ月分(2019年度実績)。

日本軽金属(株)および日軽金グループ各社の情報システムの開発・運営を行う企業。

日軽新潟

日軽新潟の平均年収は600万円と推定。賞与は年間5.25ヶ月分(2019年度実績)。

日本軽金属株式会社新潟工場が分社化したもの(2002年分社化)。

立地が新潟県で、大都市部から遠く離れていることもあって基本給が低めで、その分平均年収も日本軽金属本体よりも低め。

日軽蒲原

日軽蒲原の平均年収は600万円と推定。賞与は年間5.25ヶ月分(2019年度実績)。

日本軽金属グループの主力押出工場にて、押出素材の合金開発および製品設計から素材製造、加工を行う会社。

同様に、立地が静岡県で、大都市部から遠く離れていることもあって基本給が低めで、その分平均年収も日本軽金属本体よりも低め。

日軽パネルシステム

日軽パネルシステムの平均年収は600万円と推定。賞与は年間6.9ヶ月分(2019年度実績)。

ボーナスは日本軽金属グループの中でも特に高いのが特徴。

ただ、基本給ベースに計算されるため、元々の基本給が高い日本軽金属本体よりは年間給与では劣る。

断熱パネルの設計、製造、販売および施工を行う会社。

東洋アルミニウム

東洋アルミニウムの平均年収は600万円と推定。賞与は年間5.26ヶ月分(2019年度実績)。

アルミ箔・アルミペーストを手掛け、ともにシェア世界トップクラス。

1999年に日本軽金属と合併したことで「旧東洋アルミニウム」が解散し、同時に一部事業が現在の会社として設立された。

日本フルハーフ

日本フルハーフ

日本フルハーフの平均年収は600万円と推定。賞与は年間5.6ヶ月(2017年度実績)。

1963年に日本軽金属といすゞ自動車の折半出資により、米フルハーフ社の技術を導入して設立。

現在の出資比率は、日本軽金属ホールディングスが66%、いすゞ自動車が34%という構造。

日本軽金属ホールディングスが多く株式を保有している関係から、日本軽金属の子会社として扱われている。

アルミバン、トレーラ、冷凍車、特殊車両、海上コンテナ、鉄道コンテナ、航空コンテナ、プラントパッケージなどの製造を行う。

持株会社:日本軽金属ホールディングス

ホールディングス(親会社)と事業部門(子会社)の給料の違い
日本軽金属の有価証券報告書による平均年収
年度 平均年収金額
2019年 10,365,035円
2018年 10,444,515円
2017年 10,430,399円
2016年 9,880,621円
2015年 9,730,469円
2014年 8,869,206円
2013年 9,076,838円

持株会社である「日本軽金属ホールディングス」の従業員の平均年収は有価証券報告書にて公表されていて、2019年度では1,037万円という金額が出ている。

ただし、計算元となっている従業員数はわずか26名となっていて、これは日本軽金属(株)などの事業会社に当てはまるものではない。

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