東海道・山陽新幹線のひかり号にはコンセントが付いているのか。現代社会では、スマホやタブレット端末を充電できる設備があることはとてもありがたい。車内では本当に電源があるのかはとても気になることだろう。
ひかり号の場合、2017年時点ではすべてが新型車両で運行されているわけではない。そのため、コンセントがある車両とない車両が混在している。
のぞみのほとんどの運用に就いているN700系シリーズの場合、すべてにコンセントが窓際の座席には付いている。
N700系なら確実についている!
N700系とは、東海道・山陽新幹線において2007年から運転を開始した新しい車両である。車体傾斜システムを搭載した子の車両の大きな魅力は、カーブでも減速せずに曲がれるという点が大きいが、乗客にとってはスマホやタブレット、ノートパソコンを車内で充電できるというメリットがあることで知られている。
ひかり号の半数以上のダイヤでは、このN700系での運転となっている。残り半数弱は旧式の700系で運転されている。
N700系では、指定席・自由席については窓側の席についている。各車両の一番前と後ろには1人ずつに設置されている。グリーン車については、すべての座席に1人ずつコンセントが設置されている。
自由席と指定席については「普通車」と呼ばれる車両となっている。海側に3列、山側に2列という座席配置になっている。コンセントが設置されているのは、3列側のA席と2列側のE席のみとなっている。
B、C、D席については、コンセントは残念ながら付いていない。したがって、もし新幹線の中で充電することを前提に乗るのであれば、A席かE席を選ばなければならない。
ひかり号であれば、のぞみ号よりも空席に余裕があることが多いため、より特定の座席が狙いやすい。
2020年頃から投入される予定の次世代車両「N700S」については、自由席・指定席に充てられる普通車でも全席にコンセントが設置される予定となっている。
700系はコンセントなし
一方の一部のひかり号で使用されている旧式の車両である700系については、残念ながらほとんどの編成にはコンセントは設置されていない。
同じ700系でも前期車と後期車の2パターンがあり、後期車については一部の座席にはコンセントが付いている。自由席・指定席・グリーン車の各車両の先頭と最後尾(両端)にはコンセントが付いているものの、それ以外の座席はまったくない。
前期車に至っては度の座席にもコンセントは存在しない。そのため、新幹線の中でスマホやタブレット、ノートパソコンの充電をすることを前提に乗るのは避けたい。
東京~新大阪間の東海道新幹線でも新大阪~博多間の山陽新幹線でも、使われている車両は同じである。700系であればコンセントが付いていないと考えてよい。後期車に出会えればラッキーという程度なのが現状だ。
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