国際協力銀行の平均年収は864万円、賞与は250万円(4.88ヶ月分)

国際協力銀行の平均年収は約800万円。ここ最近では、2019年度は864万円、2018年度は858万円、2017年度は868万円。

ボーナスは平均250万円（標準月額報酬の約4.88ヶ月分）が支給。基本給の約6ヶ月分ほどに相当。

給料はメガバンク3行と比較して高めで、中央銀行である日銀に比べても高い水準。ただし、総合職・業務職それぞれでは異なる。

公式の平均年収は864万円

国際協力銀行の正社員・臨時従業員の平均年収は「国際協力銀行の役職員の報酬、給与等について」にて公表されていて、2019年度では864.2万円という金額が出ている。

毎年、「行政改革の重要方針」（平成17年12月24日閣議決定）に基づいて公表されている。

過去4年間ではいずれも850～870万円で推移。傾向としては4年間を通して横ばい。上がっても下がってもいない。

これには基本給・賞与・各種手当（役職手当、時間外勤務手当、通勤手当）などすべてが含まれている。

民間の銀行に比べるとかなり高い金額。メガバンクと比較しても、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行のいずれよりは高い。

ボーナスは平均250万円（約4.88ヶ月分）

国際協力銀行に賞与は年間4.88ヶ月分

国際協力銀行のボーナスは年間で平均250万円が支給（2019年度）。標準月額報酬の4.88ヶ月分に相当。

「賞与÷（所定内給与÷12）」の計算では大まかな〇ヶ月分がわかる。

各年度の平均賞与は下記の通り。

• 2019年度：2,500,000円
• 2018年度：2,467,000円
• 2017年度：2,485,000円
• 2016年度：2,424,000円

ヶ月分で表記するならば、いずれも5ヶ月分弱に該当。

ただし、所定内給与には時間外手当（残業代）なども入っている。純粋な基本給を基にするなら、年間6ヶ月分程度になるだろう。

年齢ごとの年収の目安

国際協力銀行では「総合職」「業務職」の2つの職種がある。

給料は総合職＞業務職の構図。同じ大卒・院卒でも各職種で給料は違う。一般的な銀行と同じ。

総合職

国際協力銀行の総合職の平均年収は800～900万円程度と推定。年齢ごとの目安は下記の通り。

20代は400～600万円、30代は600～1,000万円、40代及び50代は700～1,500万円になるだろう。

仕事内容は、「業務全般にわたる知識を体得した上で、総合的な判断力、折衝力を要する基幹業務に従事」と募集要項に記載。

給料体系はJBICの中でも最も高い。業務面で総合的な判断力が求められること、海外赴任などによる勤務地手当が多いことが高給取りの要因。

40歳以上になって管理職となれば、年収1,000万円は軽く超える。

業務職

JBICの業務職の平均年収は650～700万円と推定。女性行員が多数派の職種。

年齢別の年収の目安は上記の通り。

仕事内容は総合職を補完する業務が中心。

募集要項では「専門性の高い事務のプロフェッショナルとして一般事務、専門的事務に従事」と記載。

総合職に比べると給料は確実に低い。一般的な銀行のエリア限定職並み。

20代で300～500万円、30代で500～800万円、40代及び50代で700～900万円が目安。

こちらも女性職員がほとんどの職種。転居を伴う異動はない。

最終学歴（大卒・院卒）ごとの年収の差

国際協力銀行の最終学歴ごとの平均年収は特に大きくは違わない。院卒（修士了）、大卒（学部卒）ともに850万円と推定。

文系が多数派、理系が少数派のため、大卒が全体のほとんどを占める。

最終学歴よりも職種（総合職か、業務職か）や配属された部署などの違いの方が給料の違いが大きい。

次に初任給について。入社直後の基本給は最終学歴によって差が見られる。

初任給に限ってみれば、国際協力銀行は普通銀行に比べると大きな差はない。メガバンク各行とほとんど同じ。

上記では銀行、保険、証券等の金融業界の平均年収および給料体系について解説。