関西みらい銀行の平均年収は600万円、賞与は3～4ヶ月分

関西みらい銀行の平均年収は約600万円。近年では2017年度が626万円、2016年度が630万円、2015年度が633万円。ソリューションキャリア、カスタマーリレーションキャリアの全行員の1年間の給与を平均した金額。

ボーナスは約3～4ヶ月分前後が支給。店舗成績、個人評価が考慮されるものの、他行と比較して少なめ。

グループ会社のみなと銀行よりは高いものの、関連会社のりそな銀行よりは低い。

公式の平均年収は626万円

関西みらい銀行の平均年収は約600万円前後。

関西みらい銀行の持ち株会社の「関西みらいフィナンシャルグループ」の平均年収は有価証券報告書にて公表される。2019年度は814.5万円と公表。

ただし、こちらは持ち株会社に所属する従業員に限った給与の話。傘下の銀行の給与ではない。

一方、関西アーバン銀行と近畿大阪銀行が合併する2017年度までは有価証券報告書に記載。上記は関西アーバン銀行のものを示す。

過去7年間ではいずれも600万円台で推移。大きな変化はまったくない。

これには基本給・賞与・各種手当（時間外勤務手当、通勤交通費全額支給、子ども手当、アーリーカムバック支援手当）などすべてが含まれている。

第一地銀であるものの、メガバンクや上位地銀に比べると年収ベースでは劣る。

近年は低金利政策もあって、銀行業はどこも不況。給料が上昇した製造業などとは対照的。

ボーナスは3～4ヶ月分

関西みらい銀行の賞与は年間3～4ヶ月分

関西みらい銀行のボーナスは店舗成績や個人評価によって変動するものの、年間で基本給の3～4ヶ月分。

全国の地銀の中では決して悪い基準ではないものの、金融業の中ではあまり良い金額ではない。

製造業（特に自動車業界）のように組合員一律〇ヶ月分という計算方法ではない。

関連会社であるりそな銀行と比較しても、関西みらい銀行はあくまでもローカルの銀行という性質から、賞与の総支給額で劣る。

年齢ごとの年収の目安

関西みらい銀行では「ソリューションキャリア」「カスタマーリレーションキャリア」の2つの職種がある。

前者は総合職、後者はエリア限定職のこと。

ソリューションキャリア（総合職）

関西みらい銀行のソリューションキャリア（総合職）の平均年収は700～750万円程度と推定。年齢ごとの目安は下記の通り。

20代は400～600万円、30代は600～900万円、40代及び50代は700～1,100万円になるだろう。

大卒（学部卒）・院卒（修士課程修了）いずれも社内で最も給料体系が高い職種。

いずれも給料体系はいずれも同じだが、男性行員が多いこともあって勤続年数が長く、その分平均年収の数値が高め。

銀行というと窓口業務など店舗内での仕事を想像する人も多いが、総合職は外回りの営業が多めの職種。

カスタマーリレーションキャリア

エリア総合職に当たる「カスタマーリレーションキャリア」の平均年収は600～650万円と推定。女性行員が多数派の職種。

下記は年齢ごとの推定年収の目安を示した表。

20代で350～500万円、30代で450～800万円、40代及び50代で700～1,000万円が目安。

カスタマーリレーションキャリアは業務内容こそは総合職と大きな違いはないものの、ソリューションキャリアは男性行員が中心な一方、こちらは女性行員が多い職種。

ただし、割合的には女性行員が多いこともあって、仕事内容はライフプランコンサルティング、資産運用相談、住宅ローン、相続相談サービス、店頭マネジメント、預金・為替サービス。

法人融資（外回りの営業）にはあまり携わらないのが特徴。

近年は男女での仕事内容の違いは幾分なくなりつつあるものの、まだまだ顕著なのも否定の余地がない。

最終学歴（大卒・院卒）ごとの年収の差

関西みらい銀行の最終学歴ごとの平均年収は特に大きくは違わない。院卒（修士了）、大卒（学部卒）ともに有価証券報告書に記載の通りの600万円と推定。

次に初任給について。院卒・大卒いずれも初任給は同じ。

初任給に限ってみれば、関西みらい銀行は他行に比べると大きな差はない。また、職種ごとの違いもない。

入社後数年間は年収ベースでの違いは年功序列。しかし、20代後半からは徐々に役職や個人評価によって差が生まれる。

上記では銀行、保険、証券等の金融業界の平均年収および給料体系について解説。