ドイツ銀行の平均年収は3,061万円！詳細を公開

ドイツ銀行の社員の平均年収は€226,746、日本円換算で約3,061万円になるとの事。基本給が20,995,605円、賞与が9,615,105円という結果が出ている。

日本国内のどこの金融機関よりも給料が高いのが特徴。ゴールドマンサックスのような首位の投資銀行に比べると低いものの、日系企業と比較すればかなりの高い金額。

ただし、終身雇用制は一切なく、解雇も日常茶飯事に行われている。経営状況が悪化すると、日本企業のようにリストラをためらうことがないのは確か。

ドイツ銀行全体の平均年収は約3,061万円

ドイツ銀行全体の平均年収はユーロ換算で€226,746。

上記の金額は、Deutsche Bank’s 2019 compensation report による。日本では「有価証券報告書」や「四半期報告書」に当たるもの。ドイツ本国のもの。

ドイツ本国の有価証券報告書には従業員の平均年間給与が記載されている。2018年度と2019年度の場合は下記の金額が記載。

Average salaryは平均基準内賃金のこと、日本で言う「基本給」に相当。

Average bonusは平均賞与のこと、日本と同じくボーナスに当たる追加的な報酬に相当。それぞれ別々で掲載されていて、実際に平均年収は2つを合計した金額になる。

日本円換算すると下記のようになる。

※1ユーロ＝135円と計算。

2019年の場合、平均基準内賃金（基本給）は20,995,605円、平均賞与は9,615,105円との事。

よって、ドイツ銀行の平均年収は30,610,710円。

また、上記の平均年収には契約社員やその他非正規労働者も含まれる。正社員に限ればさらに高い金額になると思われる。

他の外資系金融と比較して

ドイツ銀行も他の外資系金融と同じく職種・部門で大きく年収が異なるため、全体の平均年収で比較するのは難しい。

一方、バックオフィス部門全体の主な外資系投資銀行の平均年収と基本給、賞与は下記の通り。

emolument.com「Why you should want to work for Goldman Sachs’ back office」によるデータ。

上記はイギリスロンドン勤務の主な投資銀行の社員の平均年収を示したもの。

ゴールドマンサックスよりは低いものの、Morgan Stanley （モルガンスタンレー）、J.P. Morgan、野村ホールディングス（英国）と同じ水準。

年齢ごとの年収の目安

ドイツ銀行では年功序列ではなく実力で給料が決まる。

したがって、年齢ごとの年収の目安は日本企業ほど正確にはならない。

成績が良い社員がどんどん出世していき、億単位の年収になる場合もある。

一方、成績が良くはない社員だと新卒で入社してもいつまでもほとんど変わらない金額になることもあり得る。

あえて目安表を挙げるなら、以下のようになるだろう。

なお、上記はすべての職種を合わせて総合的に見た場合の金額。

職種・部門ごとの平均年収の目安（非公式情報）

次に、ドイツ銀行の部門ごとの平均年収を取り上げる。

下記の情報はいずれも非公式のもの。

上記の情報元：indeed.com “Average Salaries at Deutsche Bank”

ドイツ銀行をはじめとする外資系金融は原則として職種間で給料体系がまったく異なる。

数理関連の専門職の給料は大幅に高い。逆に、アナリストやアソシエイト（事務）のような文系の職種・部門は低めになる。

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