岡三証券の平均年収は700万円と推定、賞与は4ヶ月分(個人評価)

岡三証券

岡三証券の平均年収は約700万円と推定。職種別では、全国型が800万円、地域限定型が650万円と算出。

ボーナスは4ヶ月分が支給。業績と個人評価によって変動し、全員が一律〇ヶ月分というシステムではない。

他の証券会社と比較した場合、岡三証券は会社規模では中堅に相当する。その分、年収ベースでもやや劣る。


平均年収は700万円前後と算出

年収700万円の目安(岡三証券)

岡三証券では給与に関する資料は公開されていない。そのため、ここでの年収は推定値ではある。

とはいえ、全従業員で換算すると低く見積もっても、平均年収は700万円前後になる。

これには基本給・賞与・各種手当(通勤手当・時間外手当・住宅手当)などすべてが含まれている。

岡三証券グループの平均年収
年度 平均年収
2019年 8,632,219円
2018年 10,494,951円
2017年 11,792,697円
2016年 8,673,174円
2015年 10,451,089円
2014年 9,274,202円
2013年 7,944,086円

岡三証券グループの従業員の平均年収は「有価証券報告書」にて公表されていて、2019年度では863万円という金額が出ている。

ただし、これはあくまでも持ち株会社である「東海東京フィナンシャル・ホールディングス」の平均年収。従業員数はたったの17人。実際には、事業部である岡三証券には数千人の従業員が在籍する。

給料は低い勤続年数の浅い社員が持ち株会社に配属されることはまずないため、上記の有価証券報告書に記載の金額よりはやや低い金額になる。

ボーナスは4ヶ月分

賞与年間4ヶ月分

岡三証券の賞与は年間4ヶ月分

岡三証券のボーナスは年間で基本給の4ヶ月分。

業績や個人評価によって賞与の支給額が変わる会社が多いが、岡三証券もその例外ではない。

営業成績や勤務態度が良好な社員は多めに支給される一方、そうではない社員は少ない金額しか支給されない。

大手証券会社(5大証券会社)と比較すると、賞与の面ではほとんど違いはない。

年齢ごとの年収の目安

岡三証券では「総合職」「エリア総合職」の2つの職種がある。

いずれも総合職に相当し、仕事内容の違いはほとんどない。ただ、転勤の有無があるため、給料体系には違いがある。

年収ベースでは「総合職>エリア総合職」の構図になる。

総合職

年収偏差値65

岡三証券の総合職の平均年収は800万円程度と推定。総合職に該当する職種。年齢ごとの目安は下記の通り。

年齢 年収 月収(基本給) 賞与
20-24歳 400-450万円 25-30万円 75-95万円
25-29歳 450-600万円 30-40万円 100-120万円
30-34歳 600-900万円 40-55万円 150-200万円
35-39歳 700-1,000万円 45-55万円 150-200万円
40-44歳 700-1,200万円 45-60万円 200-250万円
45-49歳 900-1,500万円 55-80万円 200-300万円
50-54歳 900-1,500万円 55-80万円 200-300万円
55-59歳 900-1,500万円 50-70万円 150-200万円

20代は450~600万円、30代は700~1,500万円、40代及び50代は700~1,500万円になるだろう。

大卒(学部卒)・院卒(修士課程修了)いずれも社内で最も給料体系が高い職種。

新卒採用の場合、勤続年数ごとの年収の目安は以下の通り。

  • 1年目:350万円
  • 2年目:450万円
  • 5年目:700万円
  • 10年目:800万円
  • 15年目:1,000万円

いずれも給料体系はいずれも同じだが、男性行員が多いこともあって勤続年数が長く、その分平均年収の数値が高め。

エリア総合職

年収偏差値60

エリア総合職の平均年収は650万円と推定。女性社員がやや多い職種。

下記は年齢ごとの推定年収の目安を示した表。

年齢 年収 月収(基本給) 賞与
20-24歳 350-400万円 25-30万円 40-85万円
25-29歳 350-500万円 25-40万円 50-80万円
30-34歳 450-700万円 30-50万円 70-100万円
35-39歳 550-800万円 35-55万円 80-150万円
40-44歳 650-900万円 40-60万円 100-150万円
45-49歳 700-1,000万円 40-60万円 100-200万円
50-54歳 800-1,000万円 45-60万円 150-250万円
55-59歳 800-1,000万円 40-65万円 120-250万円

20代で350~500万円、30代で450~800万円、40代及び50代で700~1,000万円が目安。

業務内容こそは全国型の総合職と大きな違いはないものの、総合職は男性社員が中心な一方、こちらは女性が多い職種。

近年は男女での仕事内容の違いは幾分なくなりつつあるものの、まだまだ顕著なのも否定の余地がない。

最終学歴(大卒・院卒)ごとの年収の差

新卒採用の対象の院卒・大卒

岡三証券の最終学歴ごとの平均年収は特に大きくは違わない。院卒(修士了)、大卒(学部卒)ともにおよそ700万円と推定。

次に初任給について。大卒・院卒・短大卒で異なる。

岡三証券の初任給

  • 院卒(修士了):250,000円
  • 大卒:250,000円
  • 短大卒:220,000円

※総合職、エリア総合職共通

出典:岡三証券「募集要項

初任給はあくまでも基本給のみを指す。ゆえに、総合職、エリア総合職どちらも共通。職種や赴任地域によっては相応の手当が別途支給される。

入社後数年間は年収ベースでの違いは年功序列。しかし、20代後半からは徐々に役職や個人評価によって差が生まれる。

金融業界の年収について
業種 会社名
メガバンク 三菱UFJ銀行三井住友銀行みずほ銀行新生銀行ゆうちょ銀行
地銀 横浜銀行千葉銀行関西みらい銀行福岡銀行北陸銀行北海道銀行京都銀行
信託銀行 三井住友信託銀行三菱UFJ信託銀行みずほ信託銀行SMBC信託銀行
損害保険 損保ジャパン東京海上日動三井住友海上あいおいニッセイ同和損保AIG損害保険
生命保険会社 日本生命明治安田生命第一生命住友生命大同生命富国生命
証券 野村證券大和証券SMBC日興証券みずほ証券三菱UFJモルガンスタンレー証券東海東京証券岡三証券
クレジット JCB三菱UFJニコス三井住友カードオリエントコーポレーションイオンフィナンシャルサービスクレディセゾン
外資系 ゴールドマンサックスドイツ銀行UBSモルガンスタンレーシティバンクJPモルガンBNPパリバクレディスイスバークレイズバンクオブアメリカ
政府系 日本銀行国際協力銀行日本政策投資銀行日本政策金融公庫商工中金農林中央金庫日本証券金融日本取引所グループ住宅金融支援機構

上記では銀行、保険、証券等の金融業界の平均年収および給料体系について解説。