静岡銀行の平均年収は700万円、賞与は5ヶ月分前後

静岡銀行の平均年収は約700万円。近年では2019年度が736万円、2018年度が746万円、2017年度が754万円。Freeコース、Areaコースの全行員の1年間の給与を平均した金額。

ボーナスは約5ヶ月分前後が支給。ノルマ達成率による業績評価と、業績によらない行動評価の2つが考慮されて算出。

年収ベースでは、地銀ではトップクラスの金額。首都圏の横浜銀行や千葉銀行とほぼ同じくらい。

公式の平均年収は736万円

静岡銀行の平均年収は約700万円前後。上場企業のため、有価証券報告書にて公表される。2019年度は736万円と公表。

過去7年間ではいずれも700万円台で推移。大きな変化はないものの、ここ最近は減少気味。

近年は低金利政策もあって、銀行業はどこも不況。給料が上昇した製造業などとは対照的。

これには基本給・賞与・各種手当（時間外手当、養育手当・通勤手当）などすべてが含まれている。

役職ごとの年収の目安

静岡銀行では、「BA○」という表記で役職が示される。

各役職ごとの年収の目安は下記の通り。

• 1年目（新卒）:270万円
• 2年目:350万円
• BA4：400万円
• BA3:500万円
• BA2:600万
• BA1:700万円
• 役席:1,000万円程
• 支店長:1,300万円
• 大型店の支店長：1,500万円

ボーナスはおよそ5ヶ月分

静岡銀行の賞与は年間3～4ヶ月分

静岡銀行のボーナスは日々の仕事の成果と勤務態度等によって変動するものの、年間で基本給の5ヶ月分。

全国の地銀の中では良い方に分類されるものの、個人によって支給額は異なる。

ノルマ達成率による業績評価と、業績によらない行動評価によって詳細の金額が決定。

製造業（特に自動車業界）のように組合員一律〇ヶ月分という計算方法ではない。

年齢ごとの年収の目安

静岡銀行では「Freeコース」「Areaコース」の2つの職種がある。

前者は総合職、後者はエリア限定職のこと。

Freeコース（総合職）

静岡銀行のFreeコース（総合職）の平均年収は700～750万円程度と推定。年齢ごとの目安は下記の通り。

20代は400～600万円、30代は600～900万円、40代及び50代は700～1,100万円になるだろう。

転居転勤に本人の同意を必要としないコースのため、大卒（学部卒）・院卒（修士課程修了）いずれも社内で最も給料体系が高い職種。

いずれも給料体系はいずれも同じだが、男性行員が多いこともあって勤続年数が長く、その分平均年収の数値が高め。

銀行というと窓口業務など店舗内での仕事を想像する人も多いが、総合職は外回りの営業が多めの職種。

Areaコース

エリア総合職に当たる「Areaコース」の平均年収は600～650万円と推定。女性行員が多数派の職種。

下記は年齢ごとの推定年収の目安を示した表。

20代で350～500万円、30代で450～800万円、40代及び50代で700～1,000万円が目安。

Areaコースは業務内容こそは総合職と大きな違いはないものの、Freeコースは男性行員が中心な一方、こちらは女性行員が多い職種。

ただし、割合的には女性行員が多いこともあって、仕事内容は資産運用相談、住宅ローン、相続相談サービス、店頭マネジメント、預金・為替サービスなどが多い。

募集要項ではFreeコース、Areaコースのどちらも業務内容は同じとされているものの、実際のところは住み分けがある程度存在。

法人融資（外回りの営業）にはあまり携わらない傾向が見られる。

近年は男女での仕事内容の違いは幾分なくなりつつあるものの、まだまだ顕著なのも否定の余地がない。

最終学歴（大卒・院卒）ごとの年収の差

静岡銀行の最終学歴ごとの平均年収は特に大きくは違わない。院卒（修士了）、大卒（学部卒）ともに有価証券報告書に記載の通りの700万円と推定。

次に初任給について。院卒・大卒いずれも初任給は同じ。

初任給に限ってみれば、静岡銀行は他行に比べると大きな差はない。

入社後数年間は年収ベースでの違いは年功序列。しかし、20代後半からは徐々に役職や個人評価によって差が生まれる。

上記では銀行、保険、証券等の金融業界の平均年収および給料体系について解説。