のぞみの「自由席」はどうして少ない!? 1~3号車だけの理由とは?

東海道山陽新幹線の最速列車は「のぞみ」であるが、自由席はかなり少ない。16両編成のうち1~3号車だけでそれ以外は指定席かグリーン車となっている。これほど少ない理由とは何か。




東海道新幹線はすべての列車が16両編成で運転されている。山陽新幹線についてものぞみは全列車16両編成となっている。しかし、いずれも自由席は1,2,3号車のみとなっている。4~16号車は料金が自由席特急券よりも高い指定席とグリーン車だけだ。

指定席の需要が大きいから

のぞみの自由席

のぞみは最速列車ということで誰もが乗る新幹線の種別である。1列車あたりの乗車率も停車駅が多いひかりや各駅停車のこだまよりも高い。

それに伴って確実に座席を確保して座りたいという需要も大きい。指定席を希望する乗客が多いということから、相対的に自由席の席数が少ない。

自由席特急券だけで乗れるということで料金が安くて済むというのがメリットではあるものの、粗利率の高い指定席に乗る人が多いために料金が高い指定席とグリーン車が多いのである。

鉄道会社側にとっては当然ながら運賃が安い自由席特急券よりも指定席特急券の方が利益率が高く好都合。儲かる指定席の需要が大きいために、東海道山陽新幹線の自由席は1~3号車に限定されているのである。

東海道新幹線の名古屋駅

一方で、ひかりはのぞみよりも停車駅が多いため長距離を移動する人はあまり利用しない。需要そのものが少ないため、自由席の車両数を多くして自由席特急券の乗客を乗せて乗車率をできるだけ増やしている。

各駅停車のこだまについては、そもそも通過駅のあるのぞみやひかりを補完する程度の役割のため、わざわざ指定席を使うメリットがない。近距離輸送という性質から自由席が多く設けられている。



自由席に座れないことも

ところで、のぞみの自由席の座席数が少ないことで座れない可能性もかなり高い。始発駅ですでに満席となってしまい、途中駅から乗ると座れないというケースも少なくない。

たとえ空席があったとしても、3人掛けの真ん中の座席だけが空いているだけというパターンが多い。誰もが避ける「B席」だけが空いていることは結構ある。しかし、それ以外の座席はすでにほかの乗客が座ってしまっている。

のぞみ自由席

東海道新幹線であれば、東京駅か新大阪駅のどちらか以外の駅から乗るのであれば、自由席の座席を確保するのは難しい。山陽新幹線の場合は広島駅と博多駅以外から乗る場合は自由席で座れる可能性はかなり低い。

もしこれから東海道山陽新幹線ののぞみ号に乗るのであれば、余程お金に余裕がないといった理由がない限り指定席を取るのがおすすめだ。

多少追加的にお金がかかるのは事実であるものの、指定席特急券を取って確実に座れる保証を付けた方が、「本当に座れるだろうか」といった不安を持ちながら自由席の列に並ぶ必要がない。精神的にも余裕ができる。

もしどうしても自由席にこだわるのであれば、最速列車であるのぞみ号はあきらめて準速達のひかり号の自由席を狙うのも1つの手である。ひかりなら自由席は1~5号車となっていて、1~3号車になっているのぞみよりも多い。

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