【駅メロ】JR東海には発車メロディーがない! それはなぜだ?

JR東海の発車ベル

東海道新幹線を運行している鉄道会社として全国的に知られているJR東海であるが、駅には発車メロディーが設置されていない。首都圏ではどんな駅でも使われている駅メロは名古屋や静岡地区では使われていない。

JR東海の在来線普通列車の主役である313系には乗降促進メロディという車外から流れる音響設備がつけられている。しかし、駅のホームの放送設備には発車メロディーはつけられていない。

JR東日本が管轄する首都圏においては、大きな駅から小さな駅でも電車が出発する直前に発車メロディーが流れる。

>>【路線別】JR東日本の発車メロディーの一覧

列車の最後尾に乗務する車掌がホーム上にあるスイッチをONボタンを押すことで発車メロディーが流れ、OFFスイッチを押すと曲が止まって「〇線ドアが閉まります。ご注意ください。」というアナウンスが流れる仕組みになっている。

駅によって曲が異なるということで、鉄道ファンのみならず一般的な鉄道利用者からも高い評価を得ている。


JR東海はあってもベルだけ!

発車メロディ

一方、JR東海では発車メロディーにあたる音楽がない。名古屋地区の東海道線と中央線には発車直前に車掌が流す発車ベルはホームから流れるようになっている。

しかし、どの駅でも流れるベルの音色はすべて同じであり、オリジナル性はまったくない。あくまでも、乗客に出発を知らせるだけの設備になっている。

発車メロディーがない理由としては、直接的なものは会社の方針である。とはいえ、裏事情があるのもまた確かである。電車の発車直前に音楽を流すと駆け込み乗車が増えるという意見も少なくない。

JR東海は鉄道事業者の中でも駆け込み乗車に「うるさい」会社である。かつて、三島駅の新幹線ホームで発車直前の駆け込み乗車による死亡事故が発生した歴史を持っている。

駅のポスターや車内アナウンスでも駆け込み乗車をやめてほしいという故を示した内容のものが多いが、それは駆け込み乗車の阻止に強く取り組んでいることが理由に挙げられる。

発車メロディー設備を設置してしまうとそんな方針とは逆の現象になるということから、JR東海では導入していないものだと考えられる。

さらに、ドアを閉めてから実際に電車が発車するまでの時間も長い。これは、JR東海ではホーム上の安全確認に時間をかけているためである。このため、実際に乗降に費やせる時間が短い。したがって、発車メロディーを流している時間的な余裕もないのも理由に挙げられるだろう。

鉄道事業者 発車メロディ導入状況
JR東日本 山手線、京浜東北・根岸線、中央線快速、中央総武緩行線、東海道線、横須賀線、南武線、横浜線、総武線快速、京葉線、武蔵野線、宇都宮線、高崎線、埼京線
東京メトロ 銀座線、丸ノ内線、日比谷線、東西線、千代田線、有楽町線、半蔵門線、南北線、副都心線
東武鉄道 スカイツリーライン、東上線、アーバンパークライン
その他関東私鉄 京成電鉄、西武鉄道、東急電鉄、京浜急行電鉄、都営地下鉄
JR西日本 大阪環状線
その他関西私鉄 阪急電鉄、阪神電気鉄道、京阪電気鉄道、近鉄、南海電気鉄道
新幹線 東北新幹線、上越新幹線、北陸新幹線、東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線

おすすめ記事