北陸新幹線の駅ごとの「発車メロディ」の一覧

北陸新幹線の発車メロディ

北陸新幹線の東京~金沢間の駅ごとの発車メロディの導入状況について。各駅の有無と曲名を一覧化。

特にJR西日本エリアに該当する上越妙高から下り側にて発車メロディが使われている一方、JR東日本エリアのうち上越新幹線区間では旧来からの単調な発車ベルが使用されている。

その地にゆかりのある曲である「ご当地メロディー」が使われている駅が多数ある。


駅ごと発車メロディの導入状況

<北陸新幹線の各駅の発車メロディの導入有無>
導入駅 発車メロディ/ベル 補足
東京駅 (ベル) 東北新幹線上越新幹線と共通
上野駅 (ベル)
大宮駅 (ベル)
熊谷駅 (ベル)
本庄早稲田駅 (ベル)
高崎駅 (ベル)
安中榛名駅 近郊地域17-3番 武蔵野線などで使用
軽井沢駅 JR-SH1-3 中央線快速などで使用
佐久平駅 JR-SH1-3
上田駅 JR-SH1-1
長野駅 信濃の国 長野県の県歌
飯山駅 ふるさと 作詞した高野辰之が中野市(近隣自治体)出身
上越妙高駅 夏は来ぬ 小山作之助が上越市出身
糸魚川駅 春の来い 相馬御風が糸魚川市出身
黒部宇奈月温泉駅 煌〜水の都から〜 「黒部〜水と暮らす未来へ」のテーマソング
富山駅 富山駅オリジナル 富山のガラスと水をイメージ
新高岡駅 新高岡駅オリジナル 高岡おりんをイメージ
金沢駅 金沢オリジナル 金沢の伝統と創造を調和する街をイメージ
(以下は未開業区間)
(小松駅)
(加賀温泉駅)
(芦原温泉駅)
(福井駅)
(南越駅)
(敦賀駅)
※未開業区間でも発車メロディ導入予定

北陸新幹線の区間ごとの担当支社は以下の通り。

東京駅 – 上野駅:東京支社
大宮駅:大宮支社
熊谷駅 – 安中榛名駅:高崎支社
軽井沢駅 – 飯山駅:長野支社
上越妙高駅:新潟支社
上越妙高駅 – 金沢駅:金沢支社(JR西日本)

長野駅~金沢駅の2015年の延伸区間にて発車メロディが積極的に取り入れられている。

>>【路線別】JR東日本の発車メロディーの一覧

一方の上越新幹線との共用区間は非常に消極的。すべて以前からの発車ベルを使用している。

安中榛名駅~上田駅も汎用メロディーが並んでいる。

ご当地メロディー

北陸新幹線のご当地メロディー

北陸新幹線でそれぞれの駅の周辺にゆかりのある曲が使われる「ご当地メロディー」は次の駅にて導入されている。

  • 長野駅
  • 飯山駅
  • 上越妙高駅
  • 糸魚川駅
  • 黒部宇奈月温泉駅
  • 富山駅
  • 新高岡駅
  • 金沢駅

長野駅を除いては2015年3月14日に延伸開業した長野~金沢間の駅にて「ご当地メロディー」が使用されている。

これら以外の駅(旧長野新幹線の区間)では、発車ベルまたは汎用メロディーが使用されている。

JR西日本というと、在来線では接近メロディが充実している一方、列車の出発を知らせる発車メロディには消極的な傾向がある。

>>JR西日本で「発車メロディ」の導入駅が少ない理由とは!?

しかし、北陸新幹線に関してはその例外といえる。関西の京阪神地区の事情とは異なる。

長野駅

2015年1月31日より使用開始。

長野駅では、新幹線ホーム(11-14番線)にて長野県民の歌である「信濃の国」が採用された。

北陸新幹線の金沢延伸を控えての導入と思われる。

曲そのものはもともと郷土教育を目的として制作されたものの、現在では「日本で最も有名な県歌」として知られている。

長野駅は県庁所在地で長野県を代表する駅ということで、この曲が取り入れられた。

発車メロディとして使うことを要請したのは長野市。

積極的にJR東日本に対して鉄道の玄関口である長野駅にて発車メロディとして使うように申し入れたことで実現した。

延伸区間の駅はJRが発案者だったのに対し、長野駅は自治体側かわ働きかけて実現したもの。

飯山駅

「兎追いしかの山、小鮒釣りしかの川…」で始まる有名な曲「ふるさと」が採用された。

作詞した高野辰之が長野県中野市出身ということから、この曲が選ばれた。

中野市は飯山市の近隣の市町村。

曲そのものは岡野貞一(鳥取県出身)が作曲を手がけ、1914年に発表された作品である。

子供の頃に親しんだ故郷の里山の風景を別の土地から過去を懐かしむ内容である。飯山市にも相応しいということで導入に至った。

上越妙高駅

「日本の音楽教育の母」とも言われた小山作之助が新潟県上越市出身ということで導入された。

「夏は来ぬ」は数ある曲の中でも最も世間に広く知られているもの。

代表的な曲ということで選定された。

延伸区間の他の駅と同じく、JR東日本・西日本が上越市へ発車メロディの要望を聞き出した際に、上越市からの回答で出た曲名である。

糸魚川駅

糸魚川駅の場合は他の北陸新幹線の駅とは事情がやや異なる。

もともと、2000年1月21日よりJR北陸本線の糸魚川駅では季節に合わせて以下の4種類の発車メロディが導入された。

  • 「春よ来い」(1月下旬~4月上旬)
  • 「ふるさと」(4月上旬~7月下旬)
  • 「夏の雲」(7月下旬~9月上旬)
  • 「カチューシャの唄」(9月上旬~1月下旬)

相馬御風の没後50周年だったということで、彼が作詞した曲4点をJR西日本が糸魚川の在来線ホームの発車メロディとして取り入れた。

しかし、2015年3月14日の北陸新幹線の開業でJR北陸本線は第三セクターえちごトキめき鉄道に移管された。

新しい経営体制ではワンマン運転が実施されることとなり、同時に発車メロディが廃止になった。

代わりに、その中で最も代表的な曲の「春よ来い」が新幹線ホームで使用されることとなった。

黒部宇奈月温泉駅

高原兄制作の「煌~水の都から~」が選ばれた。

シンガーソングライター&タレントの高原兄は富山市出身だが、2014年に黒部市をテーマとしたテレビ番組「黒部〜水と暮らす未来へ」の曲として制作したことで、黒部市のイメージソングとなった。

湧水の街の黒部市を想像した曲でもある。

富山駅|オリジナル

富山駅

富山駅の発車メロディは既存の曲ではなく、新しく作られたオリジナル曲である。

富山県出身の音楽プロデューサーの須藤晃が制作した音楽で、立山の水と富山市の特産品ガラスをイメージしたもの。

なお、在来線ホームのあいの風とやま鉄道でも発車メロディが使われている。

こちらはヴィヴァルディ作曲「四季」を使用。季節ごとに使い分けている。

  • 「春」(3 ~5月)
  • 「秋」(9~11月)
  • 「冬」(12~2月)
  • 「アルプスの牧場」(6~8月)

また、あいの風とやま鉄道には接近メロディがあり、「ふるさとの空」が使用されている。

新高岡駅|オリジナル

新高岡駅もまたオリジナル曲である。

伝統工芸品の銅器「おりん」が主旋律で演奏され、高岡ならではの飛越能の色合いを出している。

制作したのは富山県出身の音楽家・太田豊。

金沢駅|オリジナル

金沢駅

金沢駅もオリジナル曲。

金沢市出身の音楽プロデューサーの中田ヤスタカが制作。

以下の3点を表現している。

  • 金沢の山から海までの起伏ある自然
  • 伝統と創造が調和する街
  • 北陸新幹線のスピードと快適性

金沢の伝統と創造を調和する街をイメージすしているとのこと。

なお、在来線ホームでも1990年からJR北陸本線の発車メロディとして、筝曲家の大谷親千鶴が作曲したオリジナル曲が使用されている。

同じように金沢の街をイメージして制作された。

これは、北陸新幹線の開業区間にて第三セクターとなったIRいしかわ鉄道のホームでも継続使用されている。


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