大阪環状線の駅ごとの「発車メロディ」の一覧!

大阪環状線の発車メロディ

JR大阪環状線の発車メロディを駅ごとに一覧にする。内回り・外回りそれぞれ、これらの曲名と選ばれた背景にある事情も調査してみた。

京阪神地区をカバーするJR西日本としては唯一本格的に「発車メロディ」を導入している路線である。

首都圏とは違ってレアケースであるが、大阪環状線に限っては全駅において導入済。どんな列車でもドアが閉まる直前に流れる。


駅ごとの発車メロディ

導入駅 曲名 補足
大阪駅 やっぱ好きやねん 大阪を愛した「やしきたかじん」の曲
福島駅 夢想花 歌詞に「回って、回って」が大阪環状線を連想
野田駅 一週間 歌詞「日曜日に市場へ出かけ」が中央卸売市場を連想
西九条駅 アメリカン・パトロール USJ方面へ向かうゆめ咲線の乗り換え駅のため
弁天町駅 線路は続くよどこまでも かつて交通科学博物館があったため
大正駅 てぃんさぐぬ花 沖縄文化のあるイメージが強い地区のため
芦原橋駅 太鼓が盛んな地域のため
今宮駅 大黒様 大国主神社が駅近くに所在するため
新今宮駅 交響曲第9番「新世界より」 「新世界」の最寄り駅
天王寺駅 あの鐘を鳴らすのはあなた 和田アキ子が大阪出身
寺田町駅 Life Goes On 大阪環状線イメージソング
桃谷駅 酒と泪と男と女 河島英五が桃谷出身のため
鶴橋駅 ヨーデル食べ放題 韓国の焼肉をイメージ
玉造駅 メリーさんのひつじ 商業施設「ビエラ玉造」建物の窓枠が当曲を表現
森ノ宮駅 森のくまさん 駅名に「森」が付くため
大阪城公園駅 法螺貝 曲が「大坂の陣」を想起
京橋駅 ゆかいな牧場(大阪うまいもんの歌) 大阪ならではの曲
桜ノ宮駅 さくらんぼ 駅名に「桜」が付くため
天満駅 花火 天神祭の関連曲

大阪環状線では完全に駅ごとで発車メロディの曲が異なる。

JR東日本が管轄する東京の山手線では数駅にわたって同じ曲が連続して、しかも至る所の駅で使用されている汎用メロディーが多い。

大阪環状線はそのような汎用メロディーというものがない。

>>JR西日本で「発車メロディ」の導入駅が少ない理由とは!?

それぞれの発車メロディの導入背景

大阪環状線

すべての駅において、駅周辺にゆかりのある曲、または大阪市に深く関係する曲が選定されている。

1つの駅での発車メロディは、内回り・外回りのいずれのホームでも同じものが使用されている。

番線でバージョンが異なることはない。

大阪駅|やっぱ好きやねん

「やっぱ好きやねん」は大阪を愛し、大阪に愛されたといわれる「やしきたかじん」の代表曲ということで導入された。

梅田地区に関係する曲ではない。

環状線は全線に渡って大阪市内を走るため、大阪駅である必要はなかった。

しかし、JR大阪駅は京都線・神戸線・宝塚線などの路線が行きかう鉄道の玄関口で、大阪市のJRの代表的な駅ということもあって、大阪全体をイメージさせる曲が検討されたところ、「やっぱ好きやねん」が選曲された。

福島駅|夢想花

円広志が作曲した「夢想花」が選ばれた。

歌詞の中に「回って、回って、・・・」という部分があるという観点から、大阪環状線そのものに相応しいということで選曲された。

福島駅やその周辺の地域に関係する内容ではない。

野田駅|一週間

ロシア民謡の「一週間」が野田駅の発車メロディに選ばれた。

Aメロ(歌い出し)の歌詞が「日曜日に市場へ出かけ」がある。これは、駅周辺にある大阪市中央卸売市場を連想させるということで選曲された。

ロシア民謡ではあるが、野田駅に何かロシアに関連するものがあるわけではない。

あくまでも歌詞のイメージに過ぎない。

西九条駅|アメリカン・パトロール

アメリカ民謡の「アメリカン・パトロール」が西九条駅の発車メロディに選ばれた。

西九条駅は大阪環状線とUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)の方面と行き来するゆめ咲線(桜島線)の乗換駅である。

各地からUSJへ行く人達が乗り換えする駅ということで、USJ関連の曲を連想させる「アメリカン・パトロール」が選ばれた。

なお、USJの最寄り駅であるユニバーサルシティ駅には発車メロディはない。

弁天町|線路は続くよどこまでも

アメリカ民謡の「線路は続くよどこまでも」が発車メロディに選ばれた。

弁天町にはかつて交通科学博物館が存在していた。

1962年にオープンした交通科学博物館は2014年に閉館した。

理由としては、施設・設備の老朽化とスペースの狭さ。より充実した展示スペースを確保することで、京都鉄道博物館へ統合された。

曲名「線路は続くよどこまでも」はJR東日本の根岸線の桜木町駅においても発車メロディとして使われている。

大阪環状線のものとはバージョンや曲の長さが異なる。

大正駅|てぃんさぐぬ花

大正駅の発車メロディには沖縄県民謡「てぃんさぐぬ花」が選ばれた。

大正地区は沖縄の食文化が盛んなスポットで、「リトル沖縄」とも呼ばれている。

もともとは第一次世界大戦直後に沖縄での食糧難で多数の人達が本州へ移住したことが始まり。

大阪市の場合だと大正地区に沖縄からの移住者が集まった。ここで沖縄の料理が根付いたとされる。

芦原橋駅|祭

芦原橋駅の発車メロディには芦原橋太鼓集団「怒」作曲の「祭」が選ばれた。

太鼓メーカーが芦原橋地区に多く存在していて、太鼓の街とも言われている。

曲そのものも芦原橋太鼓集団「怒」が作曲したもの。

他の駅とは発車メロディとは異なり、芦原橋駅「祭」は完全に「ご当地メロディー」に該当する。

今宮駅|大黒様

今宮駅の発車メロディには文部省唱歌「大黒様」が選ばれた。

駅近くには大国主神社があり、その神様「木津の大黒さん」にちなんで選曲された。

曲そのものは大国主神社に限定されたものではない。

新今宮|交響曲第9番「新世界より」

新今宮の発車メロディにはドヴォルザーク作曲の交響曲第9番「新世界より」が選ばれた。

大阪環状線では唯一のクラシック音楽。

大阪の観光スポットでもある「新世界」の最寄り駅ということで、地名がタイトルに入っている曲が持ち上がった。

曲そのものはいうまでもなく大阪の新世界に関係するものではない。

天王寺駅|あの鐘を鳴らすのはあなた

天王寺駅の発車メロディには和田アキ子「あの鐘を鳴らすのはあなた」が選ばれた。

この曲は四天王寺の鐘にちなんでいる。

天王寺駅は四天王寺のJR線の最寄り駅ということで、この曲が発車メロディに相応しいとして採用された。

なお、これを歌う和田アキ子も大阪出身。曲から歌手までご当地メロディーならではの条件を満たす。

寺田町駅|Life Goes On

寺田町駅の発車メロディは「Life Goes On」。韻シストが書き下ろした曲。

この曲は「大阪環状線改造プロジェクト」用に制作されたもの。

新型車両の導入や駅の改修事業、発車メロディの導入がこのプロジェクトの一環として実施されたが、そのテーマソングも作られた。

そして、そのテーマソングこそが「Life Goes On」。

寺田町地区とは直接関係はない。

桃谷駅|酒と泪と男と女

桃谷駅では河島英五「酒と泪と男と女」が発車メロディに選ばれた。

河島英五は大阪市の桃谷地区の出身者。

その代表的な曲が「酒と泪と男と女」ということで、これが桃谷駅の発車メロディに相応しいとして採用された。

駅周辺の地域にゆかりのある曲としてご当地メロディーに該当するだろう。

鶴橋駅|ヨーデル食べ放題

桂雀三郎 with まんぷくブラザース「ヨーデル食べ放題」が発車メロディに選ばれた。

鶴橋と言えば大阪コリアンタウンである。韓国料理の店が立ち並ぶが、その代表的なものといえば焼肉。

そして、焼肉をイメージする歌が「ヨーデル食べ放題」として、鶴橋の発車メロディに採用された。

ただし、曲そのものは鶴橋のコリアンタウンとは関係ない。

玉造駅|メリーさんのひつじ

玉造駅の発車メロディはアメリカ民謡の「メリーさんのひつじ」

駅周辺の大阪環状線の高架下にある商業施設「ビエラ玉造」の建物の窓枠がメリーさんのひつじの音階になっていることに由来する。

近くに面白い建物があるという理由で発車メロディに採用されたといえる。

森ノ宮駅|森のくまさん

森ノ宮駅の発車メロディはアメリカ民謡の「森のくまさん」が選ばれた。

駅名に「森」が付くという理由で選ばれた。それ以上の根拠は特にない。

特に森ノ宮地区に関係する曲ではない。

なお、森ノ宮駅の改修工事の際の駅舎のコンセプトも「森」をイメージしている。理由は上記と同じ。

大阪城公園駅|法螺貝

大阪城公園駅には「法螺貝」という曲(音色)が発車メロディに使われている。

大阪城の最寄駅だが、戦国時代にて豊臣家が滅亡した「大坂の陣」をイメージして、戦を象徴する音が曲として制作され、発車メロディ用に作られた。

したがって、曲というよりも音色に近い。

他の駅では基本的に音楽のため、大阪城公園駅のみ性質的に違っている。

京橋駅|ゆかいな牧場(大阪うまいもんの歌)

京橋駅には「ゆかいな牧場」が発車メロディに選ばれた。

本来は「Old Macdougal had a farm」で始まるアメリカ民謡であるが、「大阪うまいもんの歌」としてアレンジされた歌詞がある。

これが、大阪を連想させる曲として発車メロディに採用された。

京橋に直接関係する曲ではないが、大阪市内の主要駅ということで大阪を代表するものが使われている。

桜ノ宮駅|さくらんぼ

大塚愛「さくらんぼ」が発車メロディに選ばれた。

桜ノ宮は大川の桜や駅名に「桜」が付くということで採用された。

後者の根拠は森ノ宮駅の場合と同じであるが、近くに実際に桜の名所があることで事情が違う。

また、大塚愛も大阪市出身。大阪環状線そのもの相応しいという点も選定の基準になった。

天満駅

天満駅の発車メロディはaikoの「花火」は選ばれた。

天神祭りにちなんで選定され、祭りの象徴的な存在の「天神祭奉納花火」に関連する曲が採用された。

曲そのものも、aikoが仕事が忙しくて見に行けなくなった花火に対する思いを込めて作られた。

aiko自身も大阪市出身。歌手が地元を出身とする点も大阪環状線に相応しいとして選定へと至った。



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