東海道新幹線の駅ごとの「発車メロディ」の導入状況

東海道新幹線の発車メロディ

東海道新幹線の駅ごとの発車メロディの導入状況について調査した。一覧表にて詳しく解説。

東京駅のみ導入していて、いわゆる「旧のぞみチャイム」を使用している。これは、2003年11月23日まで車内アナウンス(自動放送)の予告音に使われていた音源。

それ以外の駅ではすべて従来の発車ベル。メロディ式の発車予告音は未導入。


駅ごと発車メロディの導入状況

<東海道新幹線の各駅の発車メロディの導入有無>
導入駅 発車メロディ/ベル 補足
東京駅 旧のぞみチャイム 全ホーム共通
品川駅 (ベル) 在来線ホーム(山手線京浜東北線東海道本線横須賀線)は発車メロディ
新横浜駅 (ベル) 在来線ホーム(横浜線)は発車メロディ
小田原駅 (ベル) 在来線ホーム(東海道本線)は発車メロディ
熱海駅 (ベル) 在来線ホーム(東海道本線)は発車メロディ
三島駅 (ベル)
新富士駅 (ベル)
静岡駅 (ベル)
掛川駅 (ベル)
浜松駅 (ベル)
豊橋駅 (ベル)
三河安城駅 (ベル)
名古屋駅 (ベル)
岐阜羽島駅 (ベル)
米原駅 (ベル)
京都駅 (ベル)
新大阪駅 (ベル)

新大阪駅から博多駅までの区間は山陽新幹線。JR西日本が管轄する路線で、東海道新幹線とは別物。

東京駅|旧のぞみチャイム

旧のぞみチャイム

2008年9月18日より使用開始。

東京駅では「旧のぞみチャイム」を使用している。

これは、2003年11月23日までのぞみ号の車内チャイムとして使用されていた音源。

列車の始発駅の発車直後の「今日も新幹線をご利用くださいまして、ありがとうございます…」の自動放送、終点の到着放送「まもなく終点、○○です…」の自動放送の開始点で流れた。

東京駅は乗降客数が東海道新幹線の中ではダントツで多い一方、駆け込み乗車が多くて列車の遅延の原因になることがしばしばあった。

その原因が単調だが意外と騒がしい印象があるベルにあると考えられた。

駆け込み乗車を防止する観点から、JR東海にて発車メロディの導入に踏み切った。

ただし、発車メロディの導入は東京駅のみにとどまっている。

それ以外の駅はベル

東京駅以外の途中駅はすべて従来からの「発車ベル」のままとなっている。

鳴らす時間は概ね9秒間となっている。混雑していて乗車時間が大幅に長くなっている状態ではさらに鳴らすこともある。

新幹線で編成も長いこともあり、発車ベルがない駅は1つもない。

しかし、いずれも音はほぼ共通であり、駅ごとのオリジナル性には欠ける。

なぜ発車メロディを導入しないのか?

JR東海の新幹線

東海道新幹線にて発車メロディを導入しない理由は、以下の2通りが有力。

  • JR東海の発車メロディへの消極的な姿勢
  • 保守的な社風

あえて発車ベルを用いている理由は新幹線のみならず、メロディが普及していない在来線にも当てはまる。

>>【駅メロ】JR東海には発車メロディーがない! それはなぜだ?

JR東海そのものが発車メロディに消極的

JR東海の発車ベル

東海道新幹線というよりも、JR東海そのものは発車メロディに消極的な姿勢である。

新幹線ホームのみならず、在来線ホームにおいてもJR東海の管轄下では発車メロディを導入している駅は1つもない。

東海道本線の熱海駅の静岡方面と行き来する電車はJR東海の運行エリアであるが、熱海駅自体はJR東日本が管理している駅。

JR東海の運行する列車でも発車メロディを鳴らすものの、この理由はJR東日本の管轄駅だからという点にとどまる。

東海道本線を例に取ると、名古屋地区は駅構内のスピーカーから流れるベル、静岡地区は車掌の笛と車外メロディ(乗降促進メロディ)で電車の出発を知らせている。

参照:【路線別】JR東日本の発車メロディーの一覧

保守的な社風

発車メロディの歴史はまだ浅い。国内の鉄道駅にて本格的に導入されるようになったのは1990年代から。

JR東日本が駅の発車ベルの騒音対策として首都圏の広範囲で取り入れるようになったことで、他の鉄道事業者へと広まっていった。

特に先進的で新しいコンセプトを積極的に取り込む鉄道事業者を中心に発車メロディが普及していった。

一方のJR東海は鉄道会社の中でも特に保守的な社風が感じられる。

発車メロディという新しいコンセプトよりも、古来からの発車ベルにこだわる傾向がある。

合理的な理由があるわけではないが、理由の1つであることは確かだろう。


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