東京モノレールの平均年収は610万円! 職種・年齢ごとでも算出

東京モノレール

東京モノレールの平均年収は約610万円。(2014年度実績)

総合職と現業職は異なることが想定される。現業職は運輸系・技術系の違いはそれほどないと考えてよい。

前述の610万円という金額は各職種を総合したもの。


平均年収は610万円

神戸市交通局の年収の水準(750万円)

東京モノレールの場合、平均年収は610万円というデータが出ている。(出典:東洋経済「鉄道事業を営む203社「平均年収」ランキング」)

これには基本給・賞与・各種手当(時間外手当・総合職手当など)などすべてが含まれている。

ボーナスは毎年4ヶ月分ほど支給されている。

大手私鉄・JRグループなどの鉄道事業者と比べると同じくらい。

JR東日本グループ傘下の会社ということで、経営も安定している。年度による会社収益の違いはほとんどない。

その一方で、「年収が低い」といった意見も少数で、基本給・ボーナスいずれも不満を持つ人が少ない印象。

総合職

年齢 年収 月収(基本給) 賞与
20-24歳 300-400万円 25-30万円 50-85万円
25-29歳 350-500万円 25-40万円 80-120万円
30-34歳 500-700万円 40-50万円 100-200万円
35-39歳 600-900万円 45-55万円 150-200万円
40-44歳 700-1,000万円 45-60万円 200-250万円
45-49歳 800-1,000万円 50-70万円 200-300万円
50-54歳 850-1,200万円 50-70万円 200-300万円
55-59歳 800-1,200万円 45-65万円 150-300万円

上記は総合職の年齢ごとの推定年収の目安。事務系・技術系いずれも共通。

年齢が上がるにつれて現業職よりも給料水準が高い傾向。

勤続年数はかなり長くなりやすく、昇進のスピードも速いことから、年収も高い水準で推移。

ただし、総合職でも親会社のJR東日本本体に比べると、東京モノレールは子会社ということで給料水準はやや低い。

現業職

年齢 年収 月収(基本給) 賞与
20-24歳 300-350万円 20-25万円 50-80万円
25-29歳 350-450万円 25-30万円 60-90万円
30-34歳 400-600万円 30-35万円 70-90万円
35-39歳 450-750万円 35-40万円 80-120万円
40-44歳 550-800万円 35-40万円 80-120万円
45-49歳 600-850万円 40-45万円 90-150万円
50-54歳 600-900万円 40-55万円 90-150万円
55-59歳 600-850万円 40-55万円 70-120万円

東京モノレールのの中の現業職が言わゆる「現場」での勤務。

駅係員・運転士などから、保線、車両管理などがこれに該当。

総合職との違いは対象とする学歴、現場系の仕事内容が多い点が挙げられる。

一方で昇進のスピードは比較すると遅い。同じ正社員でも平均年収は現業部門は低い。

それでも、一般的な東証一部上場企業並みの給料水準には達する。上場企業の平均年収は6,208,000円(2018年3月決算の実績)

2018年3月期決算の上場企業1,893社の平均年間給与は620万8,000円(中央値608万円)で、前年より6万7,000円(1.0%増)増えた。

出典:東京商工リサーチ「2018年3月期決算「上場企業1,893社の平均年間給与」調査

運輸営業職(駅員・運転士)

東京モノレールの運輸営業職

東京モノレールの「運輸営業職」とは以下の3つの仕事が該当。

  • 運転士
  • 駅務業務

入社直後は駅係員としてスタート。その後、運転士となる。

年収の平均値の目安は、20代で300~400万円台、30代で600~700万円、40代で700万円台、50代で700~800万円になる人もかなり多い。

一方で現場第一線が職場ということもあって体力・精神的にきついのも確か。

深夜勤務や早朝勤務などが多い仕事内容のため、年収は社会的に見ると高い。

なお、東京モノレールはワンマン運転を行っているため、JRや私鉄のように「車掌」という職種は存在しない。

技術系(車両・電気・土木など)

東京モノレールの技術職

東京モノレールの技術系の職種の仕事内容は以下の通り。

  • 車両
  • 電気
  • 土木

保線などの土木工事、車両のメンテナンスなどが一般的にイメージが付きやすいが、これに該当するのは技術職。

特に土木関係は列車の運転がない深夜の勤務が多い分野のため、深夜手当などで年収が上がりやすい。

20代で400万円前後、30代で600~700万円、40代・50代で700~800万円台と推定。

駅係員・運転士・車掌と同じく深夜勤務や早朝勤務などが多い仕事内容のため、年収は世間的には高い方に入る。

鉄道業界の平均年収
分類 会社名
JR JR東日本JR東海JR西日本JR九州JR四国JR北海道JR貨物
大手私鉄 京浜急行電鉄東急電鉄相模鉄道小田急電鉄京王電鉄西武鉄道東武鉄道京成電鉄阪急電鉄阪神電気鉄道京阪電気鉄道近畿日本鉄道(近鉄)南海電鉄名古屋鉄道西日本鉄道
中小私鉄 首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)東京モノレール新京成電鉄北大阪急行電鉄神戸電鉄広島電鉄
地下鉄 東京メトロ東京都交通局横浜市交通局名古屋市交通局京都市交通局大阪メトロ(Osaka Metro)神戸市交通局
第三セクター鉄道 第三セクター鉄道全体
関連会社(車両、信号) 日本信号京三製作所大同信号日本車輌製造近畿車輛総合車両製作所東洋電機製造
関連会社(建設) 東鉄工業鉄建建設第一建設工業日本リーテック名工建設日本電設工業新生テクノス
その他関連 鉄道情報システム独立行政法人鉄道・運輸機構(JRTT)
職種別 駅員新幹線の運転士・車掌電車(在来線)の運転士・車掌
ボーナス <一覧表>鉄道会社のボーナスの支給額の実績
(業界全体) <早見表>鉄道会社の平均年収を各社ごとに一覧化
上記では鉄道運行事業者の平均年収について解説。職種や年齢ごとの目安も。