小田急江ノ島線の混雑状況について、朝と夕方のラッシュでは快速急行・急行・各駅停車それぞれどのくらいの混み具合になるのか。
各駅停車はすべて6両編成で運転されている。ほぼすべてが線内折り返し運転となっていて、片瀬江ノ島~相模大野または町田駅の区間運転となっている。快速急行・急行は新宿方面まで乗り入れている。
江ノ島線は全線を通じて都心部への通勤路線となっている。朝のラッシュでも、湘南台や大和にて相鉄線、中央林間駅にて東急田園都市線に乗り換える人もいるが、新宿方面へ行く人が多い印象が強い。
そして、停車駅が少ない快速急行と急行を使いたい乗客が多く、乗車率も各駅停車と比べて優等列車が高い傾向にある。
朝は上下線とも混雑が激しい
朝ラッシュの7:00~9:00にかけての時間帯は、上下線ともに混雑する。すべての種別で、座席は完全に埋まり立っている人の方が多い状態になる。
中でも、上りの優等列車は乗車率が120%くらいには達する。快速急行や急行は、小田急江ノ島線の区間よりも小田原線の相模大野~代々木上原間の方が混む。しかし、それでも江ノ島線内でも混雑することには変わりない。
参照:【朝ラッシュ】小田急の混雑の時間帯とは!? 上り・下りを調査
各駅停車は、小さな駅を乗り降りする人が中心の電車ということで、優等列車ほどは混まない。
急行系と接続する駅ではまとまった数の人が一斉に降りていくため、そのタイミングを狙って座れる可能性はある。
下りの藤沢・片瀬江ノ島方面もまた座席が埋まり、立っている人の方が多い状態になる。ただ、上りと比べると混雑は緩やかである。
沿線の工場などへ向かう人が多く乗車する。同じく快速急行や急行に乗客が殺到する。各駅停車はやや空いていて、上りよりも座れる機会に出会えることが多い。
夕方の帰宅ラッシュも座れない
小田急江ノ島線の夕方から夜にかけての帰宅ラッシュでは、朝ほどは混雑が激しくならないものの、他の路線と比べると「ひたすら降りていく一方」というような特徴はあまり見られない。
上下線ともに、途中の大きな駅ではまとまった数の乗客の入れ替えが起きる。ただ、降りていく人がいる一方で、乗ってくる人も多い。
中央林間・大和・湘南台は、東急田園都市線や相鉄線との接続しているわけだが、ここで降りていく人がいても乗ってくる人も多い。藤沢方面も相模大野方面も、座席に空席が目立つような状況にはなりにくい。
特に優等列車になると混み合う。朝と同様に、本当に超満員電車となるのは新宿~新町田辺りにかけての小田原線内である。とはいえ、それでも江ノ島線でもガラガラにはならない。
なお、すべて6両編成で運転される江ノ島線単独の各駅停車では、比較的空いている。夕方以降の帰宅の時間帯でも回転率はかなり良い。
他の路線の混雑状況
接続駅 | 路線 |
<小田急小田原線へ直通> | |
相模大野 | 小田急小田原線 |
中央林間 | 東急田園都市線 |
大和 | 相鉄本線 |
湘南台 | 横浜市営地下鉄ブルーライン、相鉄いずみ野線 |
藤沢 | 東海道線(上野東京ライン、湘南新宿ライン)
江ノ島電鉄 |
片瀬江ノ島 | 江ノ島電鉄 |
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鉄道事業者 | 路線名 |
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★特集 | 【コロナ期間】首都圏の主要鉄道路線の混雑率の調査結果 |
JR東日本 | 山手線、京浜東北線、中央総武緩行線 東海道線、横須賀線、総武線快速、京葉線、常磐線快速、宇都宮線、高崎線、埼京線、中央線快速 武蔵野線、南武線、横浜線、内房線、外房線 (直通サービス:湘南新宿ライン、上野東京ライン) |
東京メトロ | 銀座線、丸ノ内線、日比谷線、東西線、千代田線、有楽町線、半蔵門線、南北線、副都心線 |
都営地下鉄 | 浅草線、新宿線、三田線、大江戸線、日暮里舎人ライナー |
京浜急行電鉄 | 京急本線 |
相模鉄道 | 相鉄本線、相鉄・JR直通線 |
東急電鉄 | 東横線、(みなとみらい線)、田園都市線、目黒線、大井町線、池上線 |
小田急電鉄 | 小田原線、江ノ島線 |
京王電鉄 | 京王線、井の頭線、相模原線 |
西武鉄道 | 新宿線、池袋線 |
東武鉄道 | 東上線、スカイツリーライン、アーバンパークライン |
京成電鉄 | 京成本線、押上線 |
横浜市営地下鉄 | ブルーライン、グリーンライン |
その他 | つくばエクスプレス、東葉高速鉄道、北総鉄道、新京成線、埼玉高速鉄道、東京モノレール、ゆりかもめ、湘南モノレール、江ノ島電鉄線 |
混雑の目安については『【レベル別】鉄道の混雑率の目安! 数値ごとの体感』にて解説。