【路線別】新幹線の「普通車指定席」の混雑状況の調査結果

新幹線の指定席の混雑状況

全国の新幹線の普通車指定席の混雑状況を路線および列車ごとに調査。満席で空席ゼロになりやすい時間帯や座れる確率の傾向を一覧化。

東海道・山陽・九州新幹線から東北・上越・北陸新幹線まですべて解説する。「指定席」は特急料金に座席指定料金530円が加わるため自由席よりも割高だが、それでも空席がなくなる可能性が大いに残る。

基本的に速達便ほど乗車率が高く、反対に停車型ほど空いている。「全車指定席」の列車は今回は対象外とする。


各新幹線の指定席の混雑動向

新幹線の路線 列車名 混雑状況
東海道新幹線 のぞみ ★★★★★
ひかり ★★★★
こだま ★★
山陽新幹線 のぞみ ★★★★★
ひかり ★★★
こだま ★★
みずほ ★★★★★
さくら ★★★★
九州新幹線 みずほ ★★★★
さくら ★★
つばめ ★★
東北新幹線 はやぶさ ★★★★★
やまびこ ★★★★
なすの ★★
北海道新幹線
秋田新幹線
山形新幹線 つばさ ★★★
上越新幹線 とき ★★★
たにがわ ★★
北陸新幹線 かがやき ★★★★★
はくたか ★★★★★
あさま ★★★
つるぎ

いずれの路線/列車も最も混雑する区間を対象。

各曜日や時間帯ごとの混み具合の詳細に関しては、各ページにて解説。

各段階ごとの混雑率の目安
:満席なことがほとんど
★★★★:通路側の座席の半分は埋まることがほとんど
★★★:窓側の座席は完全に満席がほとんど
★★:窓側の座席の一部なら空いていることがほとんど
★:常にガラガラ

共通点として、いずれの新幹線でも通過駅が多い速達便ほど指定席の混雑度が高い。逆に各駅停車便では空席が目立つ。

近距離利用者と長距離利用者の総数、運転本数を考えると圧倒的に近距離利用の場合の供給力が需要を上回っている。

路線名/列車名ごとの普通車指定席の混雑

3段階にまとめると

  • 非常に混雑|のぞみ号、みずほ号、はやぶさ号、こまち号、つばさ号、かがやき号
  • ふつう|ひかり号、さくら号、やまびこ号、とき号
  • 空いている|こだま号、つばめ号、なすの号、たにがわ号、つるぎ号

最速列車を中心に「非常に混雑」に該当する。

最速列車の普通車が全席指定席になっている「全車指定席」でさえも、普通車指定席はすべて満席になりやすい傾向。

東海道新幹線

東海道新幹線

東海道新幹線ではのぞみ・ひかり・こだまの3種類の列車が運転されている。

それぞれ最速種別・準速達・各駅停車という特徴を持つ。

いずれの列車でも指定席・自由席のいずれの設定もあるが、のぞみ号を中心に満席になりやすい。

のぞみ号

のぞみ号は最速種別であるのと同時に最も混雑する列車でもある。自由席のみならず、普通車指定席でさえも満席になることはかなり多い。

自由席は16両編成中1~3号車と3両分しかないため、指定席の割り当てが多いものの、空席が慢性的に少ない。

特に山陽新幹線と直通運転を行う博多駅発着・広島駅発着の便ではかなりの高い確率で満席になる。

東京~名古屋は全体的に混みやすく、満席になるリスクには注意が必要。逆に名古屋~新大阪間はまだ空いている。

ガラガラの状態は平日の昼間くらいで、朝夕と土日祝の終日は基本満席かそれに近い状態になる。

>>のぞみ号の普通車指定席の混雑状況を時間帯ごとに調査

ひかり号

ひかり号はやや停車駅が多い種別であるが、静岡県内を中心に通過駅がある列車でもある。

平日だと、朝夕を除いては空席が多い。

土日祝でも通路側の座席なが空いていることが少なくない。

ただし、指定席の割り当てがのぞみ号よりも少ないため、自由席で空席が残っていても、指定席の方が満席になっていることはよくある。

>>ひかり号の普通車指定席の混雑状況を時間帯ごとに調査

こだま号

こだま号は各駅停車ということもあって長距離利用の乗客はこれを利用することが少ない。

ただし、指定席の座席数が少ないこと、「ぶらっとこだま」などの割安きっぷが充実していることもあって、自由席よりも指定席の方が乗車率が高い。

それでも平日・土日祝のいずれも満席になるほどにはなりにくい。

もっとも、こだま号にて正規運賃で普通車指定席を選択するメリットも少ない。

山陽新幹線

山陽新幹線

山陽新幹線では東海道新幹線と同じくのぞみ・ひかり・こだまの3種類に加えて、九州新幹線へ乗り入れるみずほ・さくらの2種類の合計5種類の列車が運転されている。

それぞれのぞみ・みずほが最速種別、ひかり・さくらが準速達、こだまが各駅停車という特徴を持つ。

指定席も速達性が高い列車ほど混雑度が大きい。

新大阪~広島は全体的に混みやすく、満席になるリスクには注意が必要。逆に広島~博多間はまだ空いている。

のぞみ号

のぞみ号は最速種別という点では東海道新幹線と同じだが、東京~新大阪に比べると新大阪~博多は利用者数そのものは少ないが、本数も少ないため混雑する。

東京方面の新大阪駅発着便は比較的空いているのとは反対に、博多駅発着・広島駅発着は終日に渡って満席になりやすい。

ガラガラの状態は平日・土日祝いずれもなく、終日にわたって基本満席と同程度。

新大阪~岡山間の区間にて特に乗車率が高い。

>>のぞみ号の普通車指定席の混雑状況を時間帯ごとに調査

ひかり号

ひかり号はやや停車駅が多い種別であるが、山陽新幹線の全線を通して走る列車は朝と夜に数本あるのみ。

日中は岡山駅発着の便があるが、新大阪~岡山間は各駅停車のため、実質的にこだま号の役割を果たしている。指定席の乗車率はかなり低い。

新大阪~博多間のひかり号でも、指定席が満席になることは少ない。

本数が少ないこと、利用者数そのものが少ない時間帯という面があるため。

>>ひかり号の普通車指定席の混雑状況を時間帯ごとに調査

こだま号

こだま号は各駅停車ということもあって長距離利用の乗客はこれを利用することが少ない。

平日・土日祝を問わずこだま号なら指定席が満席になることは少ない。

ただし、「ぶらっとこだま」などの割引きっぷが充実していることもあり、自由席に比べると指定席が混雑している傾向が目立つ。

わざわざこだま号にて正規運賃で普通車指定席を選択するメリットも少ない。

みずほ号

みずほ号は新大阪~鹿児島中央の山陽・九州新幹線の全線に渡って最速種別になる列車。山陽新幹線に該当する新大阪~博多はのぞみ号とほぼ停車駅は同じ。

山陽・九州新幹線の新大阪~鹿児島中央間を結ぶ最速列車のため、指定席は1日を通して満席になりやすい。

空いているのは熊本~鹿児島中央間くらいに限られる。

山陽新幹線は少なくとも新大阪~博多間の全線に渡って混雑する。

ガラガラの状態は平日・土日祝いずれもない。

>>【新幹線】みずほ号の自由席・指定席の混雑状況を時間帯ごとに調査

さくら号

さくら号はやや停車駅が多い種別であり、九州新幹線直通列車だが、山陽新幹線内だと通過駅がのぞみ号+2,3駅多い程度に収まる。

指定席の混雑状況もみずほ号と比べると確かに空いている。

平日だと、朝夕を除いては指定席に空席が残っていることが目立つ。

土日祝の場合は利用者数そのものが多いため、終日に渡って満席になりやすい。

なお、さくら号は新大阪~広島間の混雑が激しい一方、広島~博多間は比較的空いている。

>>【新幹線】さくら号の自由席・指定席の混雑状況を時間帯ごとに調査

九州新幹線

九州新幹線

九州新幹線はみずほ・さくら・つばめの3種類の列車が運転されている。

それぞれみずほが最速種別、さくらが準速達、つばめが各駅停車という特徴を持つ。

どの列車でも指定席の混み具合は東海道・山陽新幹線に比べると緩やかだが、みずほ号は満席になりやすい。

全体的にみると、大都市圏が福岡市くらいに限られることもあり、利用者数そのものはそれほど多くはない。

みずほ号

みずほ号は新大阪~鹿児島中央の山陽・九州新幹線の全線に渡って最速種別になる列車。九州新幹線に該当する博多~鹿児島中央はのぞみ号とほぼ停車駅は同じ。

博多~熊本間はノンストップ運転となることもあり、九州新幹線の中では唯一満席になりやすい。

一方の熊本~鹿児島中央の区間はいつの時間帯でも空いている。

みずほ号の運転がある時間帯では、博多~熊本間を行き来する人で指定席を希望する人はみずほ号を選ぶ傾向が見られる。

>>【新幹線】みずほ号の自由席・指定席の混雑状況を時間帯ごとに調査

さくら号

さくら号は九州新幹線内の区間はやや停車駅が多い準停車型の列車である。

博多~鹿児島中央だと比較的空いている。

満席になることは少なく、土日祝でも平日でも指定席に空席が残っていることが目立つ。

ただし。同じさくら号でも博多駅発着と新大阪駅発着には違いがある。

山陽新幹線と相互直通運転を行う新大阪駅発着のさくら号の方が混雑は激しく、行楽シーズンを中心に満席になりやすい。

>>【新幹線】さくら号の自由席・指定席の混雑状況を時間帯ごとに調査

つばめ号

つばめ号は各駅停車ということもあって長距離利用の乗客はこれを利用することが少ない。

平日・土日祝を問わずつばめ号なら指定席で満席になることはレア。

1日を通してガラガラと言っても過言ではない。

一方の自由席も空いている傾向で、つばめ号で割高な指定席を選択するメリットもあまりないことが目立つ。

>>【新幹線】つばめ号の自由席・指定席の混雑状況を時間帯ごとに調査

東北新幹線

東北新幹線

東北新幹線にて運転されているのははやぶさ号・やまびこ号・なすの号、秋田新幹線のこまち号、山形新幹線のつばさ号である。

それぞれ最速種別・準速達・各駅停車という特徴を持つ。

はやぶさ号は全車指定席だが、それでも指定席で満席になることが目立つ。

はやぶさ号

はやぶさ号は東北新幹線の中で最速列車である。大宮~仙台間はノンストップ運転を行うところから速達性が非常に大きい。

平日・土日祝のいずれも普通車指定席は満席になりやすい。

東京~仙台間はほとんどの列車にて空席ゼロになる。

一方の仙台以北は空いている。東北地方の区間のみの乗車であれば、満席で予約できないことはレア。

>>はやぶさ号の混雑状況を時間帯ごとに調査! いつ満席に?

やまびこ号

やまびこ号はやや停車駅が多い準速達列車であるが、栃木県内・福島県内にて若干ながら通過駅がある。

平日だと、朝夕を除いては指定席に空席が残っていることが多い。

土日祝では行楽客が増えることもあって指定席でも満席になりやすい。特に盛岡駅発着便にて空席ゼロになる。

一方の仙台駅発着便のやまびこ号はまだ空いている。

>>やまびこ号の普通車指定席の混雑状況を時間帯ごとに調査

なすの号

なすの号は各駅停車ということもあって長距離利用の乗客はこれを利用することが少ない。

自由席の割り当てが多いこともあって、指定席は1日を通してガラガラ。

やまびこ号などのように満席になることはほとんどない。

最も自由席にも空席が多いこともあり、わざわざ割高な指定席を選ぶ理由もないのは確か。

山形新幹線(つばさ号)

山形新幹線

山形新幹線のつばさ号は、東京~福島間ではやまびこ号と併結して走るが、やまびこ号よりもつばさ号の方が混雑する。

東北新幹線の区間内では指定席にて空席が残っていることはほとんどない。

山形新幹線の単独区間(奥羽本線)においても、福島~山形間は指定席でも混雑しやすい。

平日・土日祝のいずれも奥羽本線区間のみの利用なら空席があるものの、東北新幹線をまたぐ場合は満席表示になる。

>>山形新幹線つばさ号の普通車指定席の混雑状況を時間帯ごとに調査

上越新幹線

上越新幹線

上越新幹線は東京駅乗り入れの新幹線の路線の中では最も空いている。指定席・自由席いずれもこの点では変わらない。

とき・たにがわの2種類の列車がある。それぞれ速達・停車という特徴がある。

ただし、とき号でも通過駅は列車にもよるものの、決して多いわけではない。

たにがわ号も日中は運転されていなく、東京~高崎の停車型列車は北陸新幹線が担っている。

とき号

最速種別のとき号でも平日は1日を通して空席が目立つ。窓側の座席でも空いている。

本当に満席になるのは大宮~新潟間がノンストップ運転になる「とき311号」くらい。これは「スーパーとき」と呼ばれることがあるように、停車駅が極限まで絞られた列車のため、例外的に混雑する。

これ以外は停車駅が多く、自由席・指定席どちらも空いている。

東北新幹線のやまびこ号、北陸新幹線のはくたか号と比べても所上越新幹線のとき号は圧倒的に空いている。

ただし、土日祝では朝夕を中心に指定席は満席になりやすい。

>>【新幹線】とき号の自由席・指定席の混雑状況を時間帯ごとに調査

たにがわ号

たにがわ号は各駅停車ということもあって長距離利用の乗客はこれを利用することが少ない。

自由席の割り当てが多いこともあって、指定席は1日を通してガラガラ。

とき号よりも大幅に空いていて、満席になることはほとんどない。

最も自由席にも空席が多いこともあり、わざわざ割高な指定席を選ぶ理由もないのは確か。

>>【新幹線】たにがわ号の自由席・指定席の混雑状況を時間帯ごとに調査

北陸新幹線

北陸新幹線

北陸新幹線は2015年3月14日に開業した路線だが、以前から長野新幹線として暫定開業していた。

しかし、金沢延伸されてからは混雑が一気に激しくなったのは確か。

かがやき号、はくたか号では指定席でも満席になることが目立つ。

かがやき号

かがやき号は東京~金沢の全区間を運転する列車でかつ最速列車である。

平日・土日祝のいずれも普通車指定席は満席になりやすい。

東京~長野間はほとんどの列車にて空席ゼロになる。

一方の長野以北は空いている。北陸地方の区間のみの乗車であれば、満席で予約できないことはレア。

>>【新幹線】かがやき号の混雑状況を時間帯ごとに調査! いつ満席に?

はくたか号

はくたか号は東京~金沢の全区間を運転する列車で、大宮~長野間の一部駅を通過する。

平日だと、朝夕を除いては指定席に空席が残っていることが多い。

土日祝では行楽客が増えることもあって指定席でも満席になりやすい。

長野~金沢間の区間のみの乗車であれば空いていることが目立つが、東京~長野を含む乗車だと満席表示になる。

かがやき号が運転されていない時間帯でははくたか号に利用者が集まるため、ここもまた空いているとは到底言えないレベルではある。

>>【新幹線】はくたか号の自由席・指定席の混雑状況を時間帯ごとに調査

あさま号

あさま号は各駅停車ということもあって長距離利用の乗客はこれを利用することが少ない。

しかも最長運転でも東京~長野に限られるため、首都圏と長野県内のみの利用をターゲットとしている列車。

平日なら指定席にて満席になることはあまりない。

一方の土日祝になると東京~軽井沢の区間で満席になる列車が出てくる。

行楽客が殺到することで、各駅停車のあさま号でさえも指定席の空席ゼロがよくある現象。

>>【新幹線】あさま号の自由席・指定席の混雑状況を時間帯ごとに調査

つるぎ号

つるぎ号は金沢~富山の区間運転のみの列車。

年中例外なくガラガラの状態である。自由席でも指定席でも車内は空気輸送に近い状態といってよい。

全国の新幹線の中でも最も空いている列車である。

北陸新幹線の敦賀延伸が開業するまでは特急サンダーバード号の延長線上という性質に当たる。


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