日立ハイシステム21の平均年収は600万円と推定、賞与4ヶ月分

日立ハイシステム21

日立ハイシステム21の平均年収は約600万円と推定。日立グループのシステムインテグレーター(情報通信業)だが、子会社の中では並みレベル。

賞与は約4ヶ月分が支給。各年度によって詳細の基準は異なるのに加えて、個人評価もある程度反映される。ただ、個人評価のウエイトは小さいのは確かで、どちらかというと年功序列に近い。夏季、冬季それぞれ基本給の2ヶ月分が支給。

年齢別では、35歳前後で700万円に到達。管理職へ昇進すると年収1,000万円台に突入する社員が多くなる。


平均年収は600万円前後と算出

年収600万円(日立ハイシステム21)

日立ハイシステム21では給与に関する資料は公開されていない。そのため、ここでの年収は推定値ではある。

それでも全従業員で換算すると低く見積もっても、平均年収は600万円前後になる。世間一般の大手企業と比較しすると「並み」レベル。高くはないが、低くもない範囲。

これには基本給・賞与・各種手当(時間外手当、家族手当、通勤手当)などすべてが含まれている。

日立グループの機械製品メーカーであるが、親会社の「日立製作所」と比較すると平均年収は若干低め。

ボーナスは4ヶ月分

賞与4ヶ月分

日立ハイシステム21の賞与年間4ヶ月分

日立ハイシステム21のボーナスは年間で約4ヶ月分が支給された(2019年度)。夏季、冬季それぞれ2ヶ月分が支給。

自動車関連メーカーや一部の電機メーカー等の製造業のように「〇ヶ月分」に完全固定されているわけではない。したがって、夏冬それぞれ2ヶ月強がもらえた社員もいる。

業績によって多少変動し、さらに個人評価と部門業績もある程度は考慮される仕組み。とはいえ、成績が低い社員でも余程のことがない限りは4ヶ月分近くは支給。長期の欠勤や遅刻などがない限り、大幅な減額は基本的にない。

製造業としてはふつう。親会社の日立製作所こそは6.3ヶ月だったが、ここに比べると大幅に低い。それでも、一般的な上場企業の中では並み。

勤続年数ごとの年収

日立ハイシステム21の勤続年数ごとの年収の目安は下記の通り。

  • 新卒採用3年目:400万円
  • 5年目:500万円
  • 7年目:550万円
  • 10年目:700万円
  • 15年目:800万円
  • 20年目:1,000万円

新卒から入社している社員の場合、勤続年数別の年収ベースの金額はこのような感じになる。

役職ごとに分類すると、下記のようにになる。

  • 主任:550万円~600万円円
  • サブマネージャー:600万~750万円
  • 課長:700万~800万円
  • 部長:900万~1000万円
  • 事業部長:1000万円~

基本給は年1回の評価で昇級幅が決定されるものの、個人評価の部分は若干考慮されるにとどまる印象。少なくとも35歳前後までは概ね年功序列型。製造業では一般的なスタイル。

当たり前であるが、残業代(時間外手当)は100%支給される。ただし、残業時間が多い社員は少ない社員に比べて賞与の支給額は若干少なめになる。定時退社できる社員ほど賞与は高めに出る。

年齢ごとの年収の目安

年収偏差値60

日立ハイシステム21の年齢ごとの年収は下記が目安。

年齢 年収 月収(基本給) 賞与
20-24歳 300-400万円 25-30万円 40-85万円
25-29歳 350-550万円 25-40万円 50-80万円
30-34歳 500-700万円 30-50万円 70-100万円
35-39歳 600-800万円 35-55万円 80-150万円
40-44歳 700-900万円 40-60万円 100-150万円
45-49歳 700-1,000万円 40-60万円 100-200万円
50-54歳 800-1,200万円 45-60万円 150-250万円
55-59歳 800-1,000万円 40-65万円 120-250万円

年齢別では、20代のうちは年収が300~550万円、30代は500~900万円、40代は700~1,000万円、50代は800~1,200万円が相場。

ビジネスマネジメント系(事務)、エンジニア系(技術)それぞれの職種ごとの違いはなく、基本的に給料体系は同じ。

配属部門や役職によってもレンジ幅は異なるものの、各年齢層ごとの平均的な金額は上記の範囲に入るだろう。

最終学歴(大卒・院卒)ごとの年収の差

大卒と院卒

日立ハイシステム21の最終学歴ごとの平均年収について、院卒は650万円、大卒(学部卒)は600万円程度と推定。一般的な会社と同様に大学院卒の基本給の方が高く設定されていることが影響。

この点では他の日立グループに所属する企業とほとんど同じ。

次に初任給について。院卒・大卒の違いはあるが、職種間では同一金額。

日立ハイシステム21の初任給

  • 院卒(修士了):230,000円
  • 大卒(学部卒):210,000円
  • 高専卒(専攻科卒):210,000円
  • 高専卒(本科卒):200,000円

出典:マイナビ2022「(株)日立ハイシステム21」

初任給は一般的な上場企業と同じ程度の水準。日立グループは基本的に上記の金額で共通。


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