シンクタンクの平均年収を各銀行ごとに一覧化。
平均年収は全体で900万円ほど。会社別では、野村総研が1,235万円、三菱総研が1,001万円、み日本総研と三菱UFJリサーチ&コンサルティングが約1,000万円、みずほ総研、大和総研が約900万円、みずほ情報総研、富士通総研が約800万円。
賞与は個人評価が大きく考慮される方式。各社員間の支給基準は大きく違い、成績が良い人であれば大幅に高い金額が盛られる一方、そうではない社員は一般的な大手企業並みかそれ以下まで抑えられる。
シンクタンクの平均年収
企業名 | 平均年収 |
---|---|
野村総合研究所 | 12,352,000円 |
三菱総合研究所 | 10,099,738円 |
日本総合研究所 | (10,000,000円) |
みずほ総合研究所 | (9,000,000円) |
大和総研 | (9,000,000円) |
三菱UFJリサーチ&コンサルティング | (10,000,000円) |
みずほ情報総研 | (8,000,000円) |
富士通総研 | (8,000,000円) |
注)いずれも有価証券報告書に記載の平均年間給与に基づく金額。ただし、()の会社は有価証券報告書非公開のため概算。
>>【階級別】年収の目安とは!? レベル別に収入を偏差値化してみた!
上記はシンクタンクの中で、平均年収が公表されている会社の金額を示した表。
最低でも800万円以上
シンクタンクに分類される会社の平均年収はすべて800万円以上。
多くの人たちは、「シンクタンクだと平均年収が1,000万円以上」とイメージするかもしれないが、あくまでも一部のみに限定。
それでも、上場企業の平均年収である600万円よりもは大幅に高い金額。
金融系のシンクタンクが多いが、親会社のメガバンク等と比較しても給料水準は高い。
野村総合研究所
野村総合研究所の平均年収は12,352,000円(2019年度)と公表。
シンクタンクでは国内第1位の地位に君臨するが、平均年収の金額も首位。1,000万円を大きく上回り、総合商社並みの金額。
グループ会社で証券大手「野村證券」と比較しても大幅に高い金額。
コンサルティング、シンクタンクへの就職を希望する学生たちが最初に目指す企業と言っても過言ではない。
三菱総合研究所
三菱総合研究所の平均年収は10,099,738円(2019年度)と公表。
三菱グループに属する会社で、三菱商事、三菱重工業、三菱電機、三菱自動車工業、ENEOSホールディングス、キリンホールディングスなどと深い関係がある会社。
野村総研に比べると平均年収では劣るものの、1,000万円を超えている。
日本総合研究所
日本総合研究所(日本総研)の平均年収は1,000万円と推定。有価証券報告書が非公開で、公式には平均年間給与は公表されていない。
とはいえ、シンクタンクとしての規模などを考えると、1,000万円には到達するだろう。
会社そのものは三井住友フィナンシャルグループ傘下に属する。三井住友銀行やSMBC日興証券などと同じ系列。
みずほ総合研究所
みずほ総合研究所の平均年収は900万円と推定。こちらも有価証券報告書が非公開で、公式には平均年間給与は公表されていない。
みずほフィナンシャルグループ傘下に属するが、上記で登場したシンクタンク上位勢と比較するとやや規模で劣ることもあって、900万円程度が平均値と思われる。
それでも、メガバンクである「みずほ銀行」などと比べると高い金額。
大和総研
大和総研の平均年収は900万円と推定。こちらも有価証券報告書が非公開で、公式には平均年間給与は公表されていない。
大手証券会社「大和証券」を中心とする大和証券グループ傘下に属する。同じように、上記で登場したシンクタンク上位勢と比較するとやや規模で劣ることもあって、900万円程度が平均値と思われる。
なお、大和証券は証券業界では第2位の地位であるが、シンクタンクの部門でも野村総研よりは低い。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの平均年収は1,000万円と推定。こちらも有価証券報告書が非公開で、公式には平均年間給与は公表されていない。
メガバンク「三菱UFJ銀行」を中心とする三菱UFJフィナンシャルグループ傘下に属する。シンクタンク上位勢という規模である点から、1,000万円程度が平均値と思われる。
なお、前述の「三菱総合研究所」とは別会社。三菱総合研究所はどこかの親会社の完全100%子会社というわけではない。一方の三菱UFJリサーチ&コンサルティングは三菱UFJフィナンシャルグループの完全子会社。
みずほ情報総研
みずほ情報総研の平均年収は800万円と推定。こちらも有価証券報告書が非公開で、公式には平均年間給与は公表されていない。
「みずほ総合研究所」と同じくみずほフィナンシャルグループ傘下に属するが、こちらは主にシステム関係に力を入れる企業。
メガバンクである「みずほ銀行」などと比べると高い金額だが、研究分野の性質上、みずほ総合研究所よりは若干低いと思われる。
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業種 | 会社名 |
---|---|
メガバンク | 三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、新生銀行、ゆうちょ銀行 |
地銀 | 横浜銀行、千葉銀行、関西みらい銀行、福岡銀行、北陸銀行、北海道銀行、京都銀行 |
信託銀行 | 三井住友信託銀行、三菱UFJ信託銀行、みずほ信託銀行、SMBC信託銀行 |
損害保険 | 損保ジャパン、東京海上日動、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、AIG損害保険 |
生命保険会社 | 日本生命、明治安田生命、第一生命、住友生命、大同生命、富国生命 |
証券 | 野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガンスタンレー証券、東海東京証券、岡三証券 |
クレジット | JCB、三菱UFJニコス、三井住友カード、オリエントコーポレーション、イオンフィナンシャルサービス、クレディセゾン |
外資系 | ゴールドマンサックス、ドイツ銀行、UBS、モルガンスタンレー、シティバンク、JPモルガン、BNPパリバ、クレディスイス、バークレイズ、バンクオブアメリカ |
政府系 | 日本銀行、国際協力銀行、日本政策投資銀行、日本政策金融公庫、商工中金、農林中央金庫、日本証券金融、日本取引所グループ、住宅金融支援機構 |
上記では銀行、保険、証券等の金融業界の平均年収および給料体系について解説。