東京メトロ有楽町線における混雑状況について、朝ラッシュのピークの時間帯の7時台後半と8時台前半ではどの程度のレベルに達するのか。超満員電車となるのは確かだが、乗車率は何%くらいにまでなるのか。
国土交通省から発表されている混雑率では、有楽町線は最大で160%になるとされている。最混雑区間は東池袋→護国寺で、ちょうど都心部へ行く人が最も集まる部分である。
西武池袋線からの直通列車と東武東上線からの直通列車、和光市駅始発のものがあるが、度の電車でも混雑度の差はそれほどみられない。
池袋~飯田橋間で乗車率は150%超?
朝ラッシュの時間帯に、有楽町線へ大量の乗客が押し寄せるのは池袋である。JR、東武、西武からの乗り換え客が結集するため、有楽町線の新木場方面へ行く電車が混雑がかなり激しい。
<新木場方面の混雑度(東行)> | |
和光市~小竹向原 | ★★★★ |
小竹向原~池袋 | ★★★★ |
池袋~飯田橋 | ★★★★★ |
飯田橋~市ヶ谷 | ★★★★ |
市ヶ谷~永田町 | ★★★ |
永田町~有楽町 | ★★ |
有楽町~豊洲 | ★★ |
豊洲~新木場 | ★ |
池袋→飯田橋の部分では、どの列車もピーク時には乗車率は150%以上になると感じる。立っている人は他人と接することがよくある。スマホの操作ができるかできないかの瀬戸際というようなレベルだ。
通常、都心部へ乗り入れる路線で最も混雑が激しい部分とは、山手線の外側のケースがほとんどである。しかし、有楽町線に限っては山手線の内側が混雑する。
これは、池袋駅より北西部は東武東上線や西武池袋線と並行して走り、すぐ隣には副都心線も走っているためだと考えられる。
山手線の内側に入って初めて単独のエリアに入るのが有楽町線の特徴である。
まとまった数の乗客が降りていくのは飯田橋駅が最初に来る。飯田橋駅は東京メトロ南北線や東西線との乗り換え駅ということで、他路線へ乗り換える人が一定の数は降りていく。
以後、新木場側に進むにつれて混雑は緩和されていく。有楽町駅当たりを過ぎると、座席に座れる機会が出てくる。
夕方以降の夜の時間帯の混雑に関しても、区間は朝と同じになる。
小竹向原方面へ向かう電車で飯田橋→池袋の電車が激しく混み合い、混雑率がピークになる区間だ。
豊洲~有楽町間も混雑するが…
一方の和光市方面へ向かう電車については、豊洲→有楽町の部分が最も混雑する。ただ、こちらは西側ほどは混雑しない。乗車率は最大でも130%くらいだと感じる。
<小竹向原・和光市方面の混雑度(西行)> | |
新木場~豊洲 | ★★★★ |
豊洲~有楽町 | ★★★★★ |
有楽町~永田町 | ★★★★ |
永田町~市ヶ谷 | ★★★ |
市ヶ谷~飯田橋 | ★★★ |
飯田橋~池袋 | ★★★ |
池袋~小竹向原 | ★ |
小竹向原~和光市 | ★ |
始発駅は新木場駅ということで、JR京葉線からの乗り継ぎ客が集まる。千葉方面から都心へ向かう際に有楽町線を使う例は多い。
さらに、最近は江東区の豊洲や東雲付近で住宅開発が盛んに進んでいることもあり、乗客の数は増え続けている。
しかし、それでも西側より東側の方が空いている傾向は変わらない。理由は、他路線との接続が少ないからだろう。
新木場駅ではJR京葉線と接続しているものの、京葉線自体も東京駅まで乗り入れている。有楽町線に流れるのは全体の一部に過ぎない。
西側では西武池袋線や東武東上線との相互直通運転を行っているが、東側は新木場駅が完全な始発駅となっているのも理由の1つだ。
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