都営大江戸線の朝ラッシュの混雑状況、乗車率は120%に収まる!?

朝の混雑する都営大江戸線

都営大江戸線の朝ラッシュの時間帯の混雑のピークは7:45~8:30。ここでの混み具合とは、具体的には乗車率が120%前後と考えてよい。

特に環状部分になると東京らしい通勤ラッシュというほどにはならない。東京の地下鉄の中では一番空いている路線が大江戸線ではないか。都営地下鉄でも最も混雑率が低い。




東京メトロ副都心線も大江戸線と同じくらいになるようだ。代替路線が周辺に走っていることから、ピーク時でも少しだが余裕がある。

とはいえ、ガラガラというほどではない。大江戸線も郊外から都心へ入る性質のある区間では、他の路線と同じように朝の通勤ラッシュでは激しく混雑する。

朝ラッシュの時間帯別の混雑度

<新宿駅にて調査>
時間帯 混雑度 時間帯 混雑度
6:00-6:30 2 8:30-9:00 5
6:30-7:00 3 9:00-9:30 4
7:00-7:30 4 9:30-10:00 3
7:30-8:00 5 10:00-10:30 3
8:00-8:30 5 10:30-11:00 2

新宿駅で都営大江戸線の朝ラッシュの混雑度を観察すると、おおむね上のような感じになる。言うまでもないが、午前7時30分から8時45分頃までの時間帯が最も混み合う時間帯になる。

もっと細かくみると、1日の中での通勤ラッシュのピークとなるのは以下になる。

  • 朝:8:15~8:45
  • 夕方・夜:17:30~18:30

この30分から1時間の間の時間帯はそれぞれ通勤通学で最も乗客が殺到するときになる。比較的空いている大江戸線とはいえ、このコアタイムになればやはり満員電車になるのは避けられない。

内回り・外回りの混み具合

ーー区間ーー 内回り 外回り
光が丘~練馬 ★★
練馬~中井 ★★★★
中井~東中野 ★★★★★ ★★
東中野~都庁前 ★★★★★ ★★
都庁前~新宿 ★★★★ ★★★
新宿~青山一丁目 ★★★★★ ★★★★★
青山一丁目~六本木 ★★★★ ★★★★
六本木~大門 ★★★ ★★★
大門~勝どき ★★★★ ★★★★
勝どき~門前仲町 ★★ ★★★★★
門前仲町~森下 ★★★ ★★★★
森下~上野御徒町 ★★★★ ★★★
上野御徒町~春日 ★★★★ ★★★
春日~飯田橋 ★★★★★ ★★★★
飯田橋~新宿西口 ★★★★ ★★★★★
新宿西口~都庁前 ★★ ★★★

都営大江戸線の区間ごとの混み具合を見ると、次の駅を目指す区間が混雑することがわかる。

  • 新宿
  • 六本木
  • 大門
  • 勝どき
  • 飯田橋

内回り・外回りともに、環状区間になる都庁前以東のエリアでは、これらの駅に近づくほど混雑が激しくなっていくという流れになる。

都庁前以西の区間、つまり光が丘~都庁前の区間では単純に上り方面が混み合う。大江戸線で言うと内回り線が混雑し、都庁前駅に近づくほど乗車率が上がっていく。

練馬→新宿が最混雑

大江戸線の混雑率150%超になる区間

都営地下鉄大江戸線
出典:twitter.com/miura84/status/980081066374438912

都営大江戸線の中でも、朝の時間帯は練馬→新宿までの区間で激しく混雑する。

国土交通省によると、各路線の混雑率の調査では最大で150%程度になるというデータが公表されている。

首都圏ではトップクラスに入るような混雑率ではない。それでも、ドア付近に立つと他の乗客と接することがある。

また、乗り降りの際には一度外へ出て降りる人の通り道を作る必要があるというレベルではある。空いているとは到底言い難い。

新宿駅以西の部分の大江戸線は、郊外と都心部を結ぶ路線という性質を持つ。このため、東行の電車が一方的に混む。西行の光ヶ丘行の電車は空いている。




都心部の環状区間の混雑は?

同じ都営大江戸線でも都心部の環状区間では、それほど混雑は激しくはならない。

環状線になる大江戸線

立っている乗客の方が多い状態が続いても、短距離利用者が多い印象が強い。停車駅の多くが他路線との乗り換え駅ということもあり、降りていく人もどの駅でも多い。

私鉄とは違って乗ってくる一方になることがない。また、他の鉄道会社との相互直通運転を実施していないため、大江戸線の電車に乗る人は線内のどこかの駅で必ず降りていく。

参照:【首都圏編】関東地区の鉄道路線の混雑率をランキング化!

東京の地下鉄の中ではイレギュラーな部類に入るため、回転が早いのが特徴ともいえる。

混雑は一時的なものであり、停車駅に到着するたびに座れるチャンスがやってくる。車内の奥に立っていれば座れる確率が大きい。

近年は混雑が激化傾向

都営大江戸線の混雑は年々激しくなる傾向が見られる。理由は東京23区内の人口増加である。

全国的には少子高齢化によって人口減少が社会的な課題となっているが、23区内は増加し続けている。

しかも、今後も増える一方の予想となっている。2050年頃までは増えるという予想が有力ともなっている。

大江戸線の沿線、人口が増える23区内

23区内の広い範囲をカバーする大江戸線においては、そうした背景から乗客の数が年々増え続けている。

当然ながら、朝と夕方の通勤ラッシュのレベルも上がっている。列車も以前よりは増発されている。

でも、いずれは線路容量の上限に達して輸送力不足になる可能性もゼロではない。乗車率が200%近くまで達する確率がないが、満員電車が過酷になるのは避けられない。

首都圏郊外の人口が減ることで都心部から放射状に延びる私鉄各社では乗客が減る見込みだが、大江戸線はそれとは対照的という点でもちょっと変わった事情ではある。

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