東芝プラントシステムの平均年収は約800万円。賞与は年間4ヶ月分ほどが支給(夏季・冬季各2ヶ月分ずつ)。基準は親会社の「東芝」よりは低い金額。
年齢別では、35歳前後で800万円に到達。管理職へ昇進すると年収1,000万円台に突入する社員が多くなる。
昇給は年1回あり、各社員の評価によって異なるものの、概ね5千円から1万円の範囲で上昇。
公式の平均年収は859万円
年度 | 平均年収金額 |
---|---|
2018年 | 8,592,409円 |
2017年 | 8,387,123円 |
2016年 | 8,306,936円 |
2015年 | 8,406,153円 |
2014年 | 8,376,573円 |
2013年 | 8,245,304円 |
東芝プラントシステムは上場廃止となり、最新版の平均年収は非公開となっている。ただ、過去の社員の平均年収は有価証券報告書にて公表されていて、2018年度では859万円という金額が出ている。
過去7年間ではいずれも800万円台の範囲で推移。緩やかな上昇傾向が見られる。
これには基本給・賞与・各種手当(通勤手当、残業手当、次世代育成手当、住宅補助、昼食費補助)などすべてが含まれている。
ただ、最近は業績悪化に伴って平均年収は下落している模様。平均年収は推定値だが、約750~800万円程度ではないかと考える。
賞与は年間4ヶ月分
東芝プラントシステムの賞与は年間で4ヶ月分が支給(2020年度)。
賞与に関しては東芝本体とは別物。個人評価と業績評価で算出される。各社員や会社の収益によって各年度変動するものの、多くの社員は4ヶ月分前後が支給される。
問題を起こした社員でない限り、世界的な大不況のようなことにならなければ、夏季・冬季それぞれ2ヶ月分は支給される。
世間的に見てかなり高い水準。35歳程度の社員であれば150~200万円程度に上る。
ただ、2018年までは年間6ヶ月分がされていた。近年は下落傾向。
昇給について
東芝プラントシステムの勤続年数ごとの年収の目安は下記の通り。
- 新卒採用3年目:450万円
- 5年目:600万円
- 7年目:700万円
- 10年目:800万円
- 15年目:900万円
- 20年目:1,000万円
大卒・院卒の「総合職」の社員の場合、勤続年数別の年収ベースの金額はこのような感じになる。
1年間を通しての給料水準は、親会社の東芝とはそれほど差はないと見込まれる。
東芝プラントシステムでは、ある程度の年齢までは年功序列の傾向。具体的には、概ね35歳前後までと感じる。
特に大きな失敗をした社員等でない限り、成績の良し悪しを問わず年齢を重ねるごとに昇給がある。
具体的には、毎年5,000~10,000円程度ずつ昇給していく。前年度の評価で多少上下するが、特に問題等がない限りは確実に基本給がアップ。
年齢ごとの年収の目安
東芝プラントシステムは、高専卒以上(大卒・院卒含む)の総合職と生産現場の高卒などで職種が異なる。
平均年収もまた、最終学歴によって違う。この点では、他の会社と同じ制度。
総合職(大卒・院卒・高専卒)
東芝プラントシステムの年齢ごとの年収の目安は下記の通り。
年齢 | 年収 | 月収(基本給) | 賞与 |
---|---|---|---|
20-24歳 | 500-600万円 | 25-30万円 | 75-120万円 |
25-29歳 | 600-800万円 | 30-50万円 | 120-180万円 |
30-34歳 | 700-1,000万円 | 50-70万円 | 150-250万円 |
35-39歳 | 1,000-1,200万円 | 50-80万円 | 200-300万円 |
40-44歳 | 1,000-2,000万円 | 60-90万円 | 250-350万円 |
45-49歳 | 1,000-2,000万円 | 60-90万円 | 250-350万円 |
50-54歳 | 1,000-2,000万円 | 60-90万円 | 200-300万円 |
55-59歳 | 1,000-2,000万円 | 60-90万円 | 200-300万円 |
年齢別では、20代のうちは年収が300~550万円、30代は500~900万円、40代は700~1,000万円、50代は800~1,200万円が相場。
技術系(主に理系)、事務系(主に文系)それぞれの職種ごとの違いはなく、基本的に給料体系は同じ。
配属部門や役職によってもレンジ幅は異なるものの、各年齢層ごとの平均的な金額は上記の範囲に入るだろう。
製造現場(高卒)
高卒が主流の生産現場の平均年収は550万円と推定。年齢別年収の目安は下記の通り。
年齢 | 年収 | 月収(基本給) | 賞与 |
---|---|---|---|
20-24歳 | 300-350万円 | 18-22万円 | 60-90万円 |
25-29歳 | 350-450万円 | 20-25万円 | 80-100万円 |
30-34歳 | 400-600万円 | 25-30万円 | 100-120万円 |
35-39歳 | 500-700万円 | 25-40万円 | 100-160万円 |
40-44歳 | 600-750万円 | 30-45万円 | 120-180万円 |
45-49歳 | 700-800万円 | 35-50万円 | 150-200万円 |
50-54歳 | 700-900万円 | 35-50万円 | 150-200万円 |
55-59歳 | 750-850万円 | 35-50万円 | 120-200万円 |
20代で300~450万円、30代で450~700万円、40代で600~800万円台、50代で700~900万円が平均的な社員の年収。
世の中全体としては決して低い給料水準ではなく、大手企業としても「並み」と表現可能。
最終学歴(大卒・院卒)ごとの年収の差
東芝プラントシステムの最終学歴ごとの平均年収について、院卒は850万円、大卒(学部卒)は800万円、高専卒・専門学校卒は700万円、高卒は550万円程度と推定。
一般的な会社と同様に大学院卒の基本給の方が最も高く設定されていて、大卒、高専卒などと続く。
次に初任給について。院卒・大卒の違いはあるが、職種間では同一金額。
東芝プラントシステム株式会社の初任給
- 大学院卒(修士)月給239,500円
- 大卒(学部卒) 月給215,500円
- 高専(専攻科)月給190,500円
- 高専(本科) 月給190,500円
- 短大 月給180,500円
- 専門(3年) 月給190,500円
- 専門(2年) 月給180,500円
- 専門(1年) 月給173,800円
- 高卒 月給168,000円
出典:マイナビ2022「東芝プラントシステム(株)」
電機メーカーの中では、初任給は一般的な金額。高くも低くもない範囲。
初任給は東芝グループで共通。各社ごとの違いは特にない。
おすすめ記事
業種 | 会社名 |
---|---|
機械メーカー(重機) | 三菱重工業、ダイキン工業、小松製作所、クボタ、IHI、住友重機械工業、日立造船、日立建機 |
工作機械メーカー | ファナック、安川電機、DMG森精機、マキタ、ホシザキ、アマダ、日本製鋼所、SMC、不二越、ブラザー工業、牧野フライス製作所、オークマ、三井海洋開発、OSG、 |
電機メーカー | 日立製作所、ソニー、パナソニック、三菱電機、富士通、キヤノン、東芝、NEC、シャープ、リコー、日本電産、京セラ、村田製作所、TDK、東京エレクトロン、セイコーエプソン、コニカミノルタ、ミネベアミツミ、オムロン、富士電機、アルプスアルパイン、ルネサスエレクトロニクス、キオクシア、キーエンス、日清紡、沖電気工業、横河電機、JVCケンウッド、カシオ計算機、ローム、シスメックス、イビデン、アドバンテスト、アズビル、明電舎、太陽誘電、日本航空電子工業、ディスコ、島田理化工業 |
非鉄金属 | 住友電気工業、三菱マテリアル、古河電気工業、住友金属鉱山、JX金属、日立金属、日本軽金属、フジクラ、UACJ、DOWA、古河機械金属、リョービ |
(グループ傘下) | 日立グループ |
上記では機械メーカー業界の平均年収および給料体系について解説。