東芝エレベータの平均年収は約600万円と推定。賞与は年間5ヶ月分ほどが支給。基準は親会社の「東芝」よりは多々低い金額。
社名の通り、エレベーターの新設からメンテナンスなどを行う部門が分離独立する形で設立された専門会社だが、年齢別では、35歳前後で600～700万円に到達。
管理職へ昇進すると年収1,000万円台に突入する事例もあるが、一般社員では不可能。あくまでもボリュームゾーンは600万円台のとどまる。
平均年収は約600万円と算出
東芝エレベータでは給与に関する資料は公開されていない。そのため、ここでの年収は推定値ではある。
ただし、会社そのものが東芝グループ傘下であること、中途採用の募集要項や賞与の基準、事業内容、Openwork等の口コミサイトでの回答金額を考慮すると全従業員の平均年収は600万円前後になる。
世間一般の大手企業と比較してはふつう。高くも低くもない。給料体系そのものは東芝よりも低め。
これには基本給・賞与・各種手当（通勤手当、住宅費補助、育成手当、外勤手当、時間外手当）などすべてが含まれている。
東芝本体から分離独立した、東芝インフラシステムズ・東芝デバイス&ストレージ・東芝デジタルソリューションズなどと比べてもやや低い模様。
賞与は年間5ヶ月分
東芝エレベータの賞与は年間5ヶ月分
東芝エレベータの賞与は年間で5ヶ月分が支給（2020年度）。
賞与に関しては東芝本体と連動。個人評価とカンパニー評価（業績評価）で算出される。各社員や会社の収益によって各年度変動するものの、基本的には4.0～5.5ヶ月分ほどが支給される傾向。
世界的な大不況にならない限り、最低4.0ヶ月分は支給される。それ未満になるのは、かなり会社業績が悪化した場合のみ。
世間的に見てかなり高い水準。35歳程度の社員であれば120～150万円程度に上る。
昇給、勤続年数ごとの年収の目安について
東芝エレベータでは、ある程度の年齢までは年功序列の傾向。具体的には、概ね35歳前後までと感じる。
特に大きな失敗をした社員等でない限り、成績の良し悪しを問わず年齢を重ねるごとに昇給がある。これを「定期昇給」というが、成績が悪かったため昇給ゼロということはない模様。
具体的には、毎年5,000円程度ずつ昇給していく。前年度の評価で多少上下するが、特に問題等がない限りは確実に基本給がアップ。
勤続年数ごとの年収の目安は下記の通り。
- 新卒採用3年目：400万円
- 5年目：450万円
- 7年目：550万円
- 10年目：600万円
- 15年目：700万円
- 20年目：800万円
大卒・院卒の「総合職」の社員の場合、勤続年数別の年収ベースの金額はこのような感じになる。
親会社の東芝とはそれほど差はないと見込まれる。
年齢ごとの年収の目安
東芝エレベータの年齢ごとの年収の目安は下記の通り。
| 年齢 | 年収 | 月収（基本給） | 賞与 |
|---|---|---|---|
| 20-24歳 | 500-600万円 | 25-30万円 | 75-120万円 |
| 25-29歳 | 600-800万円 | 30-50万円 | 120-180万円 |
| 30-34歳 | 700-1,000万円 | 50-70万円 | 150-250万円 |
| 35-39歳 | 1,000-1,200万円 | 50-80万円 | 200-300万円 |
| 40-44歳 | 1,000-2,000万円 | 60-90万円 | 250-350万円 |
| 45-49歳 | 1,000-2,000万円 | 60-90万円 | 250-350万円 |
| 50-54歳 | 1,000-2,000万円 | 60-90万円 | 200-300万円 |
| 55-59歳 | 1,000-2,000万円 | 60-90万円 | 200-300万円 |
年齢別では、20代のうちは年収が300～550万円、30代は500～900万円、40代は700～1,000万円、50代は800～1,200万円が相場。
技術系(主に理系)、事務系(主に文系)それぞれの職種ごとの違いはなく、基本的に給料体系は同じ。
基本給に関しては、基準そのものはグループ全体で共通のため、東芝本体と同じもの。年収の差は、賞与や役職の差によるもの。
最終学歴（大卒・院卒）ごとの年収の差
東芝エレベータの最終学歴ごとの平均年収について、院卒は700万円、大卒（学部卒）は600万円程度と推定。
一般的な会社と同様に大学院卒の基本給の方が高く設定されていることが影響。
次に初任給について。院卒・大卒の違いはあるが、職種間では同一金額。
東芝エレベータ株式会社の初任給
- 院卒（修士課程修了）：239,500円
- 大卒（学部卒）：215,500円
出典：マイナビ2022「東芝エレベータ（株）」
電機メーカーの中では、初任給は一般的な金額。高くも低くもない範囲。
初任給は東芝グループで共通。各社ごとの違いは特にない。
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上記では機械メーカー業界の平均年収および給料体系について解説。