大阪モノレールが延伸を優先! 運賃の値下げはいつになる?

大阪モノレールは2029~30年頃を目途に今の終点である門真市駅から延伸して近鉄奈良線との交点まで建設される予定となっている。途中駅では地下鉄鶴見緑地線、JR学研都市線と接続する方向で進められている。




大阪東部における南北の交通網が誕生するということで、便利になることは間違いない。沿線に住む人にとっては行動範囲が一気に拡大する可能性もある。

値下げは永遠に無理か?

しかし、延伸されるということで運賃の値下げは永久に行われない可能性も出てきた。今回の大阪モノレールの延伸によって新たに軌道や駅を建設することになる。これには膨大なコストがかかるのは確か。

大阪モノレール

大阪モノレールの運賃は高いが、これは建設費の負担が料金に上乗せされているためである。債務返済の費用も含まれているが、完成したから年月が経つにつれ、徐々に残高が減っていく。また、利用者数も増えていることから、運賃を値下げする余裕も出てきたように見えた。

実際、ここ最近は大阪モノレールは黒字幅が拡大する傾向にある。2013年4月には、大阪府知事の松井一郎が「2001年度から続く黒字経営を府民に還元するべき」と述べている。

「府民への還元」とは運賃の値下げだと考えている人はかなり多いのではないか。値段を安くすることで、黒字の恩恵を多くの利用者が受けることができると考えられる。

ところが、門真市駅よりも先へ延伸させるということになったため、再び建設費を捻出するための資金が必要となる。その収入源となるのが運賃であり、すでに建設された区間が対象だ。

コストがかかれば、今後運賃が値下げされる見込みは薄い。延伸区間が開業した後もしばらくは割高な状態が続くのは確実だと想像できる。



さらなる延伸も計画あり!

さらに、近鉄奈良線との交点から先の堺市方面へも延伸させるという案も存在する。将来的には府道2号線(中央環状線)に沿って南海本線との交点まで伸ばす可能性もあるようだ。これは、2050年頃を目途に完成させたいと大阪府や沿線の自治体は示している。

こうなると、大阪モノレールの値下げが行われる可能性がますます低くなる。それどころか、逆に建設コストを捻出するために値上げを実施することも予想される。

南海本線

沿線の住民への還元どころか、すでに開業済みの沿線の人々に対しては負担増となる。大阪空港(伊丹空港)へのアクセス手段として利用する乗客にとっても都合が悪くなる。

北摂地方の人々にとっては、この予想は喜ばしいものではないが、これが現実のものとなる可能性は決して低くはない。

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