横須賀線の夕方から夜にかけての帰宅ラッシュの混雑状況を時間帯・区間ごとに調査。
時間帯別ではピークは18~19時台が最も乗客が多い。朝のように極端に集中するわけではないものの、それでも下りを中心に満員電車になるのは避けられない。
20時台に入ってもまだまだ混雑は続く。21時台になってからようやく人の移動がひと段落するといったところだろう。
最混雑区間は品川→武蔵小杉の下り線だが、この区間での混雑率はおよそ150%程度にはなると考えられる。乗車率では、1本前の電車との間隔が空く場合は160~170%程度になると推測する。
目次
夕方・夜の時間帯別での混雑度
時間帯 | 混雑レベル | 時間帯 | 混雑レベル |
---|---|---|---|
15:00-16:00 | 2 | 18:30-19:00 | 5 |
16:00-17:00 | 2 | 19:00-19:30 | 5 |
17:00-17:30 | 3 | 19:30-20:00 | 5 |
17:30-18:00 | 4 | 20:00-21:00 | 4 |
18:00-18:30 | 5 | 21:00-22:00 | 3 |
※調査場所:品川駅
※平日の16~22時までの夕方と夜の帰宅時間帯の混雑傾向を表示。
※グリーン車に関しては別途記事にて解説。
混雑の目安については以下になる。
レベル | 視覚的ランク | 混雑の目安 |
---|---|---|
5 | ★★★★★ | 電車のドア付近では圧迫感あり スマホの操作可否は微妙 |
4 | ★★★★ | 車内奥なら吊革か手すりにつかまれる スマホの操作は車内全域で可能 |
3 | ★★★ | 車内奥にも立っている人がいる ドア付近は人口密度高い |
2 | ★★ | 座れる人の方が多い ドア付近は立っている人がいる |
1 | ★ | 確実に座れる 座席にいつても座れる状態 |
参考:横須賀線の朝ラッシュの混雑状況を時間帯・区間ごとに調査!
学生が帰宅する時間帯は早い。部活動などがなくて正規授業が終わったら家に帰る人は15~17時には帰りの電車に乗る。
通学客は15時台、16時台から早くも多くなるが、通勤客がまだ帰宅の体制には入らない。そのため、15~17時はまだまだ空いている。
帰宅ラッシュが始まるのは17時頃になる。そして、ピークは18時からスタートする。18:00~20:00は夕ラッシュのピークといえる時間帯になる。
18~19時のピークのレベルとは?
18:00~19:00までの時間帯では、乗車率は160~170%程度になると推測する。
正確なデータは公表されていないため、帰宅ラッシュの混雑度を知る方法はないが、目視で確認するとこのくらいが妥当といえる。
ドア付近に立つと周囲の空間に余裕はない。
スマホの操作がギリギリできるというのが目安になる。朝より若干空いている程度といっても過言ではない。
18時以降はほとんど通勤客で占めている。終業時刻が過ぎてちょっと残業して帰るという人が多いことを考えると、これくらいの時間帯が最も人の移動が多い時といえる。
参考:【路線別】武蔵小杉駅の混雑のレベル! 朝と夕方のラッシュの実態を調査
20時台
20時を過ぎると混雑はやや緩やかになってくる。
乗客同士が押し合うレベルではなく、荷物が触れ合う程度までには緩和される。
ダイヤの乱れ等がない限り、20時以降なら乗客同士が押し合うほどにはならない。
ドア付近でもスマホの操作ができるくらいになる。
しかし、それでもまだまだ満員電車に近い状態が続く。
新聞や雑誌を読めるほどの余裕はない。カバンから新聞や雑誌を取り出せる空間はない。
リュックを背負って乗ることも難しい。
21時台
21時になると乗客数は少なくなってくる。
武蔵小杉から下り側では、全員が座れるわけではないが、着席客と立ち客の人数が拮抗するレベルには収まる。
スマホの操作は車内のどこに立っていたとしても可能。
新聞や雑誌を読むことも車内奥ならどうにかできるかもしれない。
ただし、ドア付近だと荷物が他の乗客に触れあうレベルではある。
品川駅の時点ではまだリュックを背負って乗れるほどではない。遠距離利用者が多い通勤快速は特に困難。
22時台
22時台に入るといよいよ深夜の時間帯に突入。
横須賀線でもこの時間帯に電車に乗る人はかなり遅い帰宅に当たる。
ようやくドア付近でも乗客同士が触れ合うほどではなく、荷物も触れにくい。
リュックを背負って乗れる電車がほとんど。
区間・列車種別ごとの混雑
横須賀線の区間ごとの混雑状況について解説する。
下りの久里浜方面へ向かう電車が圧倒的に混雑。
逆に上りの東京方面へ向かう電車は比較的空いている。乗客同士が触れ合うほどにはなりにくい。
一方、遅延が生じてダイヤの乱れが発生した時はさらに混雑する。
久里浜方面(下り)
区間 | 混み具合 |
---|---|
東京 | ★★★ |
新橋 | ★★★★ |
品川 | ★★★★★ |
西大井 | ★★★★★ |
武蔵小杉 | ★★★★ |
新川崎 | ★★★★ |
横浜 | ★★★ |
保土ヶ谷 | ★★★ |
東戸塚 | ★★ |
戸塚 | ★★ |
大船 | ★★ |
北鎌倉 | ★★ |
鎌倉 | ★ |
逗子 | ★★ |
東逗子 | ★ |
田浦 | ★ |
横須賀 | ★ |
衣笠 | ★ |
各段階ごとの混雑率の目安
★★★★★:150%以上
★★★★:120%
★★★:100%
★★:80%
★:50%
上記は横須賀線の久里浜方面へ向かう電車の区間ごとの混雑状況を示した表。
新宿駅方面・相鉄線直通列車に関してはそれぞれ湘南新宿ライン、相鉄・JR直通線を参照。
東京方面(上り)
区間 | 混み具合 |
---|---|
久里浜 | ★ |
衣笠 | ★ |
横須賀 | ★ |
田浦 | ★ |
東逗子 | ★ |
逗子 | ★★ |
鎌倉 | ★★ |
北鎌倉 | ★★ |
大船 | ★★ |
戸塚 | ★★ |
東戸塚 | ★★ |
保土ヶ谷 | ★★★ |
横浜 | ★★★ |
新川崎 | ★★★ |
武蔵小杉 | ★★★ |
西大井 | ★★★ |
品川 | ★★★ |
新橋 | ★★★ |
各段階ごとの混雑率の目安
★★★★★:150%以上
★★★★:120%
★★★:100%
★★:80%
★:50%
横須賀線の東京方面へ向かう電車の区間ごとの混雑状況を示した表。
どこまで混雑は続く?
- 品川→武蔵小杉が混雑
- 横浜~久里浜は空いている
横須賀線の混雑が続く区間は決して長くはない。東京駅、新橋駅、品川駅の3駅はひたすら乗ってくる一方ではあるが、武蔵小杉駅では大量の乗客が降りていく。
南武線、東急東横線・目黒線との乗り換え駅であることに加えて、人口密集地でもあるため、降車客がかなり多い。
武蔵小杉駅に到着すれば、着席するチャンスがやってくる。
横浜でも降りていく人が多いところである。根岸線や東海道線、相鉄線、みなとみらい線へ乗り換える人がいるため、ここでも大量の乗客が降りていく。
横浜~大船間は東海道線と並行することに加えて、横須賀線はさらに保土ヶ谷と東戸塚に停車する。
途中駅に用がない人は東海道線を好むため、横須賀線は乗客の入れ替えが引き続き激しい状態が続く。
東京都内から乗っている乗客はここまでで座れるチャンスが豊富にやってくる。
他の路線に関して(首都圏)
鉄道事業者 | 路線名 |
---|---|
JR東日本 | 山手線、京浜東北線、中央総武緩行線 東海道線、横須賀線、総武線快速、京葉線、常磐線快速、宇都宮線、高崎線、埼京線、中央線快速 武蔵野線、南武線、横浜線 |
東京メトロ | 銀座線、丸ノ内線、日比谷線、東西線、千代田線、有楽町線、半蔵門線、南北線、副都心線 |
都営地下鉄 | 浅草線、新宿線、三田線、大江戸線 |
京浜急行電鉄 | 京急本線 |
東急電鉄 | 東横線、田園都市線、目黒線、大井町線、池上線 |
小田急電鉄 | 小田原線、江ノ島線 |
京王電鉄 | 京王線、井の頭線、相模原線 |
西武鉄道 | 新宿線、池袋線 |
東武鉄道 | 東上線、スカイツリーライン、アーバンパークライン |
京成電鉄 | 京成本線、押上線 |
鉄道事業者 | 路線名 |
---|---|
JR東日本 | 山手線、京浜東北線、中央総武緩行線 東海道線、横須賀線、総武線快速、京葉線、常磐線快速、宇都宮線、高崎線、埼京線、中央線快速 武蔵野線、南武線、横浜線、内房線、外房線 |
東京メトロ | 銀座線、丸ノ内線、日比谷線、東西線、千代田線、有楽町線、半蔵門線、南北線、副都心線 |
都営地下鉄 | 浅草線、新宿線、三田線、大江戸線 |
京浜急行電鉄 | 京急本線 |
相模鉄道 | 相鉄本線、相鉄・JR直通線 |
東急電鉄 | 東横線、(みなとみらい線)、田園都市線、目黒線、大井町線、池上線 |
小田急電鉄 | 小田原線、江ノ島線 |
京王電鉄 | 京王線、井の頭線、相模原線 |
西武鉄道 | 新宿線、池袋線 |
東武鉄道 | 東上線、スカイツリーライン、アーバンパークライン |
京成電鉄 | 京成本線、押上線 |
横浜市営地下鉄 | ブルーライン、グリーンライン |
その他 | つくばエクスプレス、東葉高速鉄道、北総鉄道、埼玉高速鉄道、東京モノレール、ゆりかもめ、湘南モノレール |